銀行員はどのくらいボーナスがもらえるのかなあ。
新卒1年目は少ないんだろうなあ。
こんにちは、月間2万人が閲覧する『サトルライフ』を運営しているサトルです。そんなお悩みや疑問にお答えしますので、是非ゆっくりと見ていってください。
僕自身は、みずほFG(中堅中小・大企業・ファンド営業)→M&A仲介→資産運用系ベンチャー→Web制作・Webメディア構築の個人事業主といった決してマネしないであろう道を進んでいます。
ここでは、これらの内容を解説していきます。
- 銀行員のボーナス額
- 銀行員のボーナスあるある
- 他業種と比較して銀行員のボーナスは平均的には高い方
自分自身の経験、周りにいる銀行員仲間の話、ニュースを基にリアルな情報を中心にお答えします。
この記事を読むことで、銀行員が結構ボーナスをもらっていることが分かるとともに、根強く残る年功序列文化が分かるはずです。
銀行員のボーナスは?
メガバンクであれば、夏・冬1回ずつのボーナス額の平均はこんな感じです。
7~8年目で1回のボーナスが100万円を超えましたね。リアルに。
- 1年目:30~40万円
- 2~3年目:40~60万円
- 4~5年目:60~80万円
- 6~7年目:80~100万円
- 8~9年目(課長代理):100~120万円
- 10~11年目(課長代理):120~130万円
- 12年目以降(課長・副支店長):130~250万円
- 支店長:150~350万円
地方銀行であれば、メガバンクを100とすると、年収から考慮してざっくり下記のようなイメージです。
- 大手地方銀行:85~95
- 中堅地方銀行:70~80
- 下位地方銀行:55~65
ということで、同じ銀行員でもメガバンクと地方銀行では結構違います。
新卒1年目はボーナスも少ないね?
これはある意味仕方ないですね。
新卒1年目は、ほぼ研修 or OJTなので、大体どの銀行でも平均的に夏・冬それぞれ30万円前後ですね。
ただ考えてみると、銀行の収益に全く貢献しておらず、むしろ高い研修費用をかけてもらっているので、もらえるだけありがたいと思った方が良さそうですよ。
銀行員時代は、すくなって思っていましたが(笑)
ボーナスは何ヶ月分ぐらいなの?
大体平均2ヶ月分ぐらいと考えた方がいいですね。
なので、夏冬合計で平均4ヶ月分ぐらいです。
大手自動車メーカーや電機メーカーが5ヶ月とか6ヶ月分とかもらっている中で、少し少ないと感じるかもしれませんが、それは彼らよりも銀行員の方が全般的に月給が高いというのもあるかと。
コロナ禍、コロナ後のボーナスはどうなの?
現時点では、他の業界が厳しい状態の中で、みずほの同僚に聞いてみても通常通りもらっているようです。
なぜなら、銀行の業績は現状コロナ禍の影響はあまりないので。
ただ、コロナ後は現状の貸し出し分の与信費用がどこまで膨らむかによって、収益も変わってくるので、それ次第になりそうです。
銀行員のボーナスあるある
銀行員のボーナスあるあるもまとめたので、ご覧ください。
役職によってボーナスは大きく変わる
メガバンクであれば、平行員から課長代理や調査役などに昇格するだけで、1回のボーナスが20万円程度変わります。
役職はこんな感じで変わっていきます。
特に顕著なのが、管理職の役職です。支店長は最も変動が激しく業績によって100万円台の方もいれば、400万円近くの人もいるので、必死になる気持ちが分かりますね。
それが本来の意味でのボーナスなんですかね。
基本的には、役職によって平均的にはボーナスが大きくなるので、役職を上げていくことがとにかく大切になるわけです。
ただ、管理職以下にとっては、役職でほぼボーナスが同じになるので、成績もそうですが、出世コースを押さえることが大事だったりもします。
今までは、年功序列である程度役職も上がってきましたが、これからは少しずつ変わって実力主義に代わっていきそうです。
メガバンク銀行員の出世コースとは⁈【出世する3つの方法も解説】
個人業績でほぼ変化なく、支店業績で大きく変化する
同期の中で、いくら活躍している個人がいたとしても、あまりボーナスに変化はありません。
なぜなら、個人の評価によるインセンティブ割合は非常に小さく、数万~10万円の差です。
逆に支店業績が1番上のランクと1番下のランクでは、平行員でも10~20万円の差が出ます。
この支店については選びようがないので、どうしようもないですが、出世コースに乗っている方が業績の良い支店に行ける可能性が高いので、ここでも出世コースに入るのが重要になってきます。
ちなみに、個人向けの営業をしている方は、結構ボーナスが変わる
個人を対象にしている営業職があります。
この方達は少し報酬体系が異なり、基本給が少ない分、ボーナス割合が非常に大きいです。
ボーナスを合算した年収ベースで考えると、ざっくりとこんな感じです。
上位層 | 中間層 | 下位層 | |
個人を対象にした営業職(地域総合職) | ◎ | △ | × |
全国転勤有の営業職(総合職) | 〇 | 〇 | 〇 |
なので、全般的には個人向け営業以外の方が良いですが、営業力に自信のある方は、個人向け営業の方が年収は高いです。
また、銀行にもよりますが、個人向けから入行して、しっかりと出世している人は普通にいます。
ボーナスは銀行員が銀行を辞められない要因の一つ
ボーナスが良いから辞められないという銀行員は多いです。
なぜなら、8年目を超えるとメガバンクでは1回のボーナスが100万円超、地方銀行でも3桁に近くになるから。
僕も転職を考えていた時には、次のボーナスまでは、次のボーナスまではと、くだらないことを考えて、転職活動の時期がずるずる伸びてましたし。
なので、年次と役職が上がるにつれて、辞めたくなくなる気持ちは分かります。
本当にあった銀行員のあるある話
他業種と比較して銀行員のボーナスは高い方ではある
諸説ありますが、2019年冬のボーナス平均は、40~45万円程度とのことです。
東証一部上場企業の平均が75万円程度です。
なので、平均的な層として30代後半を想定すると、メガバンクで150~200万円、地方銀行で100万円超であり、銀行員のボーナスは一部上場企業と比較しても倍程度と言えます。
また、公務員・サービス業と比較すると高いし、一流メーカーや証券会社と比較すると低いのが特徴です。
【まとめ】銀行員のボーナスはやはりある程度高いです
今回の記事をまとめるとこのような感じです。
- ボーナスは、メガバンクだと8~10年目には100万円超、地方銀行でも35歳前後には100万円超となるのが一般的
- ボーナスは、役職・支店業績で大きく変わり、個人の業績ではあまり変化しない
- 他業種と比較して銀行員のボーナスは高い方ではある
ということで、銀行員はメガバンクを中心に世の中の平均よりは格段にボーナスをもらっています。
2023年2月からサトルライフ再始動!ということでブログだけではなく、YouTubeも始めました。銀行員生活にモヤモヤしている方、銀行での試験勉強から一息つきたい方、銀行から転職したい方向けに、好きなことをたまに話しています。