銀行員はしんどいし、別の業界に転職したい。
どうすれば転職を成功させられるの?
おすすめの転職先は?
こんにちは、月間2万人が閲覧する『サトルライフ』を運営しているサトルです。2度の転職活動で10社以上の転職エージェントからのサポートを受けてきた経験を基に、そんなお悩みや疑問にお答えしていきます!
僕自身は、みずほFG(中堅中小・大企業・ファンド営業)→M&A仲介→資産運用系ベンチャー→Web制作・Webメディア構築の個人事業主といった決してマネしないであろう道を進んでいます。
ここでは、これらの内容を解説します。
- 銀行員に人気のある転職先【20代・30代で区分け】
- 転職先を考える上で大事なこと
- 銀行員におすすめの転職先
- 僕が実際に利用したおすすめの転職サイト・転職エージェント
自分自身の経験、周りにいる銀行員仲間の話、転職エージェントからの話をベースにお答えします。
- 銀行から転職したい方
- 銀行から転職したいけど、どうすればいいか分からない方
この記事を読むことで、自分がどのような業界・転職先を選べばよいのか、イメージできるはずです。
doda:求人数トップクラス、転職者満足度No.1転職エージェント
JAC Recruitment:30代以上の銀行員なら利用すべき転職エージェント
ビズリーチ:年収600万円以上なら利用すべき転職サイト
銀行員に人気のある転職先【20代・30代で区分け】
全般的に以前と比べると、銀行員は異業種への転職が増加している傾向があります。
2018年5月の日経新聞でもこのように取り上げられています。
金融とIT(情報技術)を融合させたフィンテック関連企業に加え、建設、メーカーなど金融以外の業種にも銀行経験者を求める動きが広がっているためだ。銀行員の「流動化」で人材の適材適所が進む可能性もありそうだ。
出典:日経新聞「銀行員、高まる転職熱 希望者1年で3割増」
相当金融熱が下がっているのが見て取れますね。
とある調査によると8割以上の銀行員が異業種を希望するようです。また、昔と違って異業種の会社自体も銀行員に興味を示しているということです。
20代前半の銀行員の転職先ランキング
20代前半に銀行から転職する方は、異業種への転職がほとんどです。
第二新卒としての扱いになるものの、銀行員として2~3年経験を積むことで、社会人としての基礎が早く身に付くので、同年代の方と比べると重宝されるので。
20代前半の銀行員の転職先ランキングは、次の通り。
- 第1位:Web・IT業界
- 第2位:コンサル業界
- 第3位:人材業界
- 第4位:メーカー
- 第5位:公務員
1店舗目の営業職での経験+ポテンシャル採用となるので、どんな転職先でもチャンスありです。メーカーや公務員などでも全然ありです。
マイナビの調査によると、、
「2030年までの間で採用・人事施策に関して予想される変化」について聞いたところ、半数を超える企業が「新卒(第二新卒含む)採用を中心とした若手人材の確保」の「重要性が高まる」と回答しています。事実、マイナビ転職に掲載されている全求人のうち、約84%が「第二新卒歓迎」としています。大手企業から地域密着型の中小企業まで、全国的に業種や職種を問わず募集が相次いでいる状況です。
出典:マイナビ転職「【2020年更新】第二新卒とは? いつまで? 「転職しやすい」は本当か?」
仮に営業職以外のエンジニアや別職種だとしても、20代前半であれば銀行員の年収自体が高くないので、転職への心のハードルも低いですね。
確かに元から高くないですかね。
20代前半から人気の高いコンサル業界については、転職者に聞く!メガバンクの銀行員がコンサルに転職する理由と方法でどうぞ。
転職者に聞く!メガバンクの銀行員がコンサルに転職する理由と方法
また、以前から根強い人気のある公務員については、銀行員から公務員への転職は有利なの?【結論、有利です】をどうぞ。
公務員は、試験をパスしないといけないのと、30歳前後までの年齢制限が多いので、早めに転職する方が多いです。
銀行員から公務員への転職は有利なの?【結論、有利です】
20代後半の銀行員の転職先ランキング
相応に銀行員としての経験も積んでいるものの、銀行に染まりすぎていないので、一番転職しやすいタイミングと言えます。
20代前半ほど異業種ばかりでありませんが、異業種が多めです。が徐々に年収面を考えると、年収を落とさないために同業種が増えてきます。
20代後半の銀行員の転職先ランキングは、次の通り。
- 第1位:Web・IT業界
- 第2位:コンサル業界
- 第3位:金融業界(保険・カード・リース)
- 第4位:M&A仲介
- 第5位:人材業界
基本的には、営業職や他社との連携推進などの職種がメインです。20代で銀行の企画部署の経験があれば、転職先でも最初から管理部門などで活躍できることもあります。
銀行員は資質や能力には長けているので、転職先に営業職で入社して数年後に新規事業開発や企画部署などにステップアップしていく人は非常に多いようです。
実体験で内部事情を書いていますが、銀行員の転職先に増えているM&A業界については、【内情を話します】銀行から大手M&A仲介に転職して活躍する人は?でまとめています。
【内情を話します】銀行から大手M&A仲介に転職して活躍する人は?
また、20代後半から30代の転職先として人気の外資系の生保に転職した方のインタビューも、銀行員からプルデンシャル生命に転職して成功した人にインタビューでまとめています。
銀行員からプルデンシャル生命に転職して成功した人にインタビュー
30代銀行員の転職先ランキング
銀行員としての経験も長く、年収も700~1,000万円程度になっているケースが多く、年収を下げたくないという心理が働くため、業界は限られます。
また、20代と比べると採用する側もポテンシャル採用ではなくキャリア採用になってくるので、金融業界or経験業務に近い転職先が中心となります。
30代後半の銀行員の転職先ランキングは、次の通り。
- 第1位:金融業界(リース・カード・保険・証券)
- 第2位:コンサル業界
- 第3位:スタートアップ・ベンチャー企業
- 第4位:M&A仲介
- 第5位:独立系(IFA・税理士グループ・FP)
30代になると、20代の時よりは全体的に選択肢が狭まります。
なぜなら、他の業界で求められる管理職としての能力が低いのと、年収の条件が合致しないから。
僕自身も30代で転職活動をして、年収を落とさず、転職できそうな先はM&A仲介or戦略系コンサルor金融業界ぐらいでした。
未経験の業種だと結構厳しくなるわけですね。
やはり20代と比べると、明るさと若さでというわけにはいかなくなるのが現状です。ある程度何かに秀でた即戦力を求めてきますからね。
30代で転職した僕だからこそ話せる内容を【元みずほ銀行員】銀行を辞めたいと思って30代で転職しましたでまとめています。
【元みずほ銀行員】銀行を辞めたいと思って30代で転職しました
転職先を考える上で大事なこと
転職先を考える前に、自分が数年後・10年後にどうなっていたいのかを考えることが大事です。
ここがしっかりと固まっていないと、転職先を選ぶ時にぶれまくるので。
- 優先事項が何なのか:お金orステータスorやりがい/経験値orワークライフバランスor社会貢献
ここを決めることが必要です。
銀行員を辞めたい!辞めて後悔しないための4ステップでもまとめていますが、
- 銀行を辞めたらどうなるのか
- 転職活動をどう始めたらよいのか
- どのような転職先を選べばよいのか
- 具体的にどのような面接対策を練ればよいのか
を真剣に考えていきましょう。
そのためには、周りの意見も聞いたことがいいし、転職のプロ数名以上に相談はした方がいいです。
銀行員におすすめの転職先
効率性・収益性・成長性をできる限り満たしているような会社に入ることが、重要です。
添付している図の業界欄に下記のような色を付けている業界が収入が高いor今後収入が伸びやすいので、穿った言い方をすると在籍しているだけでも高収入が得られる可能性が高くなる業界です。
- 緑:現在高収入&今後は横ばいor低迷
- 赤:現在高収入&今後も伸びる
- 青:現在並み以上&今後の伸びる
個人的には、2つ目or3つ目の業界をおすすめしますが、1つ目も当面は年収が高いので、ありな業界と言えるでしょう。こちらの図をご覧ください。
おすすめの転職先1:現在高収入&今後は横ばいor低迷
業界としては、緑で表示されている総合建設(ゼネコン)・不動産開発(デベロッパー)・エネルギー・金融です。
特徴を挙げると、この3つです。
- 効率性:1人当たりの営業利益も大きいので、従業員に給与として支払う原資も大きい
- 収益性:商品・サービスの単価が大きいため、収益性も高い
- 成長性:少し陰り。建設・不動産はコロナの影響、金融は金利・手数料率の低下で低迷の可能性あり
ので、しばらくは高収入が続きそうですな業界です。
おすすめの転職先2:現在高収入&今後も伸びる
業界としては、赤で表示されているEコマース・通信インフラ・インターネットメディアです。
特徴を挙げると、この3つです。
- 効率性:1人当たりの営業利益も大きいので、従業員に給与として支払う原資も大きい
- 収益性:商品・サービスの単価は大きくないが、インターネットや通信を活用したプラットフォーム事業で収益性は高い
- 成長性:5G利用の増える通信インフラ、ネットサービスのEコマース、メディアはコロナ後も爆発的に伸びる可能性が高い
ので、すでに高収入と言えますが、さらに伸びる業界です。
おすすめの転職先3:現在並み以上&今後も伸びる
業界としては、青で表示されているITインフラ・システム/ソフトウェア開発・教育/学習支援・業務支援サービスです。
特徴を挙げると、この3つです。
- 効率性:1人当たりの営業利益は現状ではそこまで大きくない
- 収益性:商品・サービスの単価も大きく、収益性も高い
- 成長性:通信インフラなどと合わせて、インターネット開発サービス系の需要は爆発的に伸びる可能性が高い
また、少し特殊な教育・学習支援という業界も、爆発的に伸びるはずです。
リクルート系のスタディサプリを筆頭に、コロナ中から爆発的にネットを活用した教育・学習支援サービスが伸びているので、今後も伸びる業界でしょう。
僕自身が、転職活動をした時に一番役に立った北野唯我氏の本だけ載せておきます(20万部のベストセラー)。漫画付きで読みやすいですし。
僕が実際に利用したおすすめの転職サイト・転職エージェント
僕は2度の転職活動で、10以上の転職サイト・エージェントを利用しました。その経験の中で、もう一度転職をするとしたら、どの転職サイト・エージェントを使うのかという観点で選びました。
doda:求人数トップクラス、転職者満足度No.1転職エージェント
JAC Recruitment:30代以上の銀行員なら利用すべき転職エージェント
ビズリーチ:年収600万円以上なら利用すべき転職サイト
ビズリーチだけは、転職サイトなのでエージェントでは無いですが、ビズリーチを利用して優秀な転職エージェントと知り合うことが出来たので、おすすめです。
どれも無料で利用できるし、登録は数分で完了するので、ビズリーチと転職エージェント1つか2つを登録するのがおすすめです。
2023年2月からサトルライフ再始動!ということでブログだけではなく、YouTubeも始めました。銀行員生活にモヤモヤしている方、銀行での試験勉強から一息つきたい方、銀行から転職したい方向けに、好きなことをたまに話しています。