転職者に聞く!メガバンクの銀行員がコンサルに転職する理由と方法

メガバンク銀行員がコンサル会社に転職する理由と方法

メガバンクからコンサルに転職するという選択肢はどうなの?
どんなスキルや経験がある人がコンサルに転職できるのか知りたい。

こんにちは、月間2万人が閲覧する『サトルライフ』を運営しているサトルです。2度の転職活動で10社以上の転職エージェントからのサポートを受けてきた経験を基に、そんなお悩みや疑問にお答えしていきます!

僕自身は、みずほFG(中堅中小・大企業・ファンド営業)→M&A仲介→資産運用系ベンチャー→Web制作・Webメディア構築の個人事業主といった決してマネしないであろう道を進んでいます。

ここでは、これらの内容を解説していきます。

  • メガバンク銀行員がコンサルティングファームに転職する理由
  • コンサルティングファームの種類と転職する方法

メガバンクからコンサルに転職した同僚から聞いた話や転職エージェントから聞いた話を基に記載しています。

  • メガバンクで転職を意識し始めた方
  • とりあえずコンサル会社はどうかと思う銀行員

この記事を読むことで、銀行からコンサルへ転職するイメージが湧くはずです。

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1.メガバンクの銀行員がコンサルに転職する理由

メガバンク銀行員がコンサル会社に転職する理由と方法

メガバンクの銀行員がコンサル会社に転職する大きな理由は、4つ挙げられる。

  • メガバンクでの大幅な人員削減等により銀行のビジネスモデルに危機感を抱いている
  • 銀行時代の厳しい教育的指導を受けてきた銀行員に合致する業界である
  • メガバンクよりも早く成長できる業界である
  • 銀行で働くよりも起業のイメージが湧きやすい

これらの理由からメガバンク銀行員がコンサルティングファームへの転職を検討するケースが多いとのことです。

次からこの内容について細かく解説していく。

1-1.メガバンクでのビジネスモデルに危機感を抱いている

銀行のビジネスモデルに危機感を抱き、伸びていない業界からの脱却を目指しているケースです。

メガバンクが人員削減を進める理由と間接的な5つのリストラ計画“元みずほ銀行員”がメガバンクの離職率が高い5つの理由を解説でもまとめていますが、厳しい現実があるので。

これからは人員・人件費削減のために、出向時期を早めたり、退職金が下がっていくのは目に見えているので、そのような伸びない業界に身を置いていることがリスクだと感じているのです。

優秀な人ほど、給料がまだ上がっていない20代のうちに周りに飛び出していきたくなる気持ちはよく分かります。

全く儲かっておらず、世の中のニーズを汲めていないリテール部門にいたりすると、その気持ちはより高まるでしょう。

自分はこんなことをやっていていいのかなあ。

というようなイメージで。

銀行員でも退職金を当てにできない3つの理由【メガバンクも同様】でも書いていますが、メガバンクでもみずほ銀行を中心に退職金・企業年金が下がり始めていますし。

1-2.銀行時代の厳しい教育的指導を受けてきた銀行員に合致する業界である

銀行時代の20代での厳しい教育は、地道な下積み時代を踏むことが多く、これはコンサルティングファームでのレベルの高い指導につながる面が多いです。

なぜなら、コンサルも銀行員と同様に最初の数年は下積みが必要な業界であり、銀行員並みに地道な努力が必要になるので。

僕の同僚で某外資系のコンサル会社に進んだ方も最初の1~2年は地道な下積みで忙しいとの話をしていました。

銀行員のストレス耐性、地頭、そしてコツコツ努力できる体質があれば、挑戦したくなる気持ちも湧いてい来るのでしょう。

1-3.メガバンクよりも早く成長できる業界である

同じ1年間でもメガバンク時代よりもコンサルの方がレベルが高く、2~3年分の価値があると言われています。

なぜなら、メガバンクでは無駄な作業に沢山の時間を割いていること、年功序列でダメ上司につかえることも多々あるので。

一方で、コンサルティングファームは実力主義の要素が強く、できない人材は淘汰され、できる人材が上司にいるケースが多く、そこで生き残っていくこと自体が成長につながります。

外資系を中心に、昇格のタイミングで昇格が出来ない人間は自発的に辞める文化らしいですし…。

外資系コンサルに転職が決まった先輩はこう話していました。

入社1年目~2年目は年収800万円、3年目まで生き残れれば、2,000~3,000万という世界。間違いなくハードな生活にはなるけど、年収面・レベルアップという面で夢のある世界。

1-4.銀行で働くよりも起業のイメージが湧きやすい

コンサルティングファームでは、銀行員以上に一つの企業に入り込んで事業計画を立案していくので起業のイメージが湧きやすいです。

将来起業を考える方も増加している中で、コンサルティング会社を経験してから起業する人は非常に多いです。

クライアントのビジネスを深く知り、クライアントと近しい立場で仕事をすることで、銀行員とは比べ物にならないぐらい事業の組み立てに詳しくなります。

起業するのに恵まれた環境と言えるでしょう。

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2.コンサルの種類と転職する方法

メガバンク銀行員がコンサル会社に転職する理由と方法

コンサルも多種多様になったと同時に、種類ごとの垣根が消えつつあるので、区分けが難しくなってきたが、ここでは主なコンサル会社の違いを大まかにまとめていきます。

  • 戦略系:マッキンゼー、ボストン・コンサルティング、ベイン・アンド・カンパニー、A.T.カーニー
  • 総合系:アクセンチュア、アビームコンサルティング、デロイトトーマツコンサルティング、PwCコンサルティング
  • 財務・会計系:PwCアドバイザリー、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー、KPMGFAS

となるので、これらの種類と転職するために必要なスキルや経験を記載していきます。

2-1.戦略系コンサル

経営陣を相手に仕事をすることが多く、全社における経営戦略、新規事業戦略、M&A戦略などの重要な戦略を立案するだけではなく、最近では企業内で実行まで支援する会社も増加しています。

銀行員時代の経験やスキルとして求められるのは、こういった能力です。

  • 経営企画、業務企画、計数管理、マーケティング企画などの企画系の経験
  • クロスボーダー案件も多く、英語力も必要
  • 地頭力と論理的思考能力
  • 顧客に入り込むコミュニケーション能力

僕がインタビューした同僚は、いわゆる戦略系のコンサル会社です。

この方は営業経験を活かしたコミュニケーション能力、努力によるTOEIC900点以上、コンサルティング部での経験を活かして、転職に成功していました。

戦略系は特に人気が高く、年収が高い種類なので、相当なレベルが求めれます。

2-2.総合系コンサル

旧会計ファームに多く、上流の戦略立案から下流の実行部隊まで一気通貫でサービスを提供する強みを持ちます。

銀行員時代の経験やスキルとして求められるのは、戦略系と業務の垣根が小さくなっていることから戦略系と同様のスキルが必要になります。

  • 経営企画、業務企画、計数管理、マーケティング企画などの企画系の経験
  • クロスボーダー案件も多く、英語力も必要
  • 地頭力と論理的思考能力
  • 顧客に入り込むコミュニケーション能力

また、銀行・証券会社・生損保などの金融機関向けの業務改革を担当するケースが多く、よりメガバンク時代に企画系のポジションを経験していることが重要となります。

総合系のコンサルは、戦略系と比べると最近採用も増やしており、アクセンチュアなども比較的入りやすい会社です。

なので、企画の経験を上手にアピールできれば可能性はあがるのと、そういった経験が無くても、しっかりとした対策を練ることで、可能性は上がります。

そこでしっかりとしたサポートをしてくれるのが、コンサル業界の転職に特化している実績No.1の【アクシスコンサルティング】 です。

2-3.財務・会計系コンサル

M&Aのアドバイザリーや財務のデューデリジェンス、バリュエーション業務が中心であるが、最近は財務だけでなく事業再生や戦略系に近いサービスも手掛け始めています。

銀行員時代の経験やスキルとして求められるのは、このようなスキルや能力です。

  • M&A関連の業務経験
  • クロスボーダー案件も多く、英語力は必要
  • 経営企画や経理、財務部門での高いファイナンススキル

今回ご紹介したスキルや経験を十分に見たいしているという方は、挑戦すれば良いですし、少し微妙かもという方は、こういったやり方もあります。

  • 転職エージェントにまずは相談して、非公開求人を見てみる
  • 自分に不足しているスキルや経験を認識する
  • 一度挑戦してみるorそこでは挑戦せずに数年後に挑戦するために銀行内で希望部署への異動を目指す
  • 数年後に再度挑戦する

このようなやり方も一つの手法ですし、コンサル志望に限らず、他の有名企業志望の銀行員もよくやっている手法です。

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3.【まとめ】コンサルティ会社に行くなら本部の企画部門の経験と英語力が必要

メガバンク銀行員がコンサル会社に転職する理由と方法

この記事をまとめるとこのような感じです。

  • メガバンクからコンサルティングファームに転職する人は増加傾向
  • 理由は、銀行のビジネスモデルに危機感を抱いている人が増えていることや銀行での本部の業務経験を活かせることなど
  • また、起業へのステップとして銀行経験ではなくコンサルティングファームでの経験を求める人もいる
  • 昨今、多種多様なコンサルティングファームがある中で、銀行員に求められるのは地頭力・本部での企画部門での経験・英語力

メガバンク銀行員の転職先で、大抵の方がまず頭に浮かぶのがコンサルティング会社。

ただ、コンサル会社を目指すにしてもその先(起業とか)に見据えているものがあるとすると、あえてコンサル会社を経由しなくてもいいかもしれません。

その先が起業であるとすると、コンサル会社→起業もありですが、多くの成功者が話すのはそれよりもどこかの小さな会社やベンチャー企業で新規事業の立ち上げを何回も経験した方がよっぽどビジネススキルが上がるとのことでした…。

余談ですが、とある優秀なエージェントに聞いたコンサル会社の厳しい現実については、【元みずほ銀行員】銀行を辞めたいと思って30代で転職しましたにまとめています。

2023年2月からサトルライフ再始動!ということでブログだけではなく、YouTubeも始めました。銀行員生活にモヤモヤしている方、銀行での試験勉強から一息つきたい方、銀行から転職したい方向けに、好きなことをたまに話しています。