銀行員がベンチャー企業に転職する4つの理由

銀行員がベンチャー企業に転職する4つの理由

・銀行員で年収を下げてまで、何でベンチャー企業に行くのか知りたい。
・銀行員はベンチャー企業で活躍できるのか知りたい。

こんにちは、月間2万人が閲覧する『サトルライフ』を運営しているサトルです。2度の転職活動で10社以上の転職エージェントからのサポートを受けてきた経験を基に、そんなお悩みや疑問にお答えしていきます!

僕自身は、みずほFG(中堅中小・大企業・ファンド営業)→M&A仲介→資産運用系ベンチャー→Web制作・Webメディア構築の個人事業主といった決してマネしないであろう道を進んでいます。

ここでは、これらの内容を解説していきます。

  • 銀行からベンチャー企業に転職する理由
  • 銀行員がベンチャー企業に転職をして活躍できるのかどうか
  • ベンチャー企業に転職をする時に注意するべきこと

自分自身の経験、ベンチャー企業に進んだ銀行員仲間の話、転職エージェントからの話をベースにお答えします。

  • 銀行員生活がつまらない方
  • 銀行からの転職を少しでも意識し始めた銀行員

この記事を読むことで、ベンチャー企業への転職に勇気が湧いてくるはずです。

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1.銀行員がベンチャー企業に転職する4つの理由

銀行員がベンチャー企業に転職する4つの理由

その理由はこの4つで、

  • 前向きな仕事をしたいから
  • より成長できる機会が多いから
  • 銀行の未来が不安だから
  • 銀行組織はまだまだ能力よりも上下関係重視だから

ですので、これらについて詳しく解説します。

1-1.前向きな仕事をしたいから

銀行員と比較すると前向きに仕事をしている率が圧倒的に高いです。

理由はこの3つです。

  • 社長の強力なリーダーシップを中心としている
  • 世の中を良い方向に変えたいという想いがある
  • 自分の痕跡を残したい、残さないと生き残れない

銀行のマイナス評価・減点主義の文化や安定志向とは正反対といっても過言ではありません。

なので、そのような環境の中で前向きに仕事をしたい人が、ベンチャー企業に行きたくなるのです。

1-2.より成長できる機会が多いから

優秀かつ能動的なメンバーと仕事をすることで、良い経験を積めます。

ベンチャー企業は銀行ほど組織もしっかりとしていないし、職種があって無いようなものなので。

僕自身も資産運用系ベンチャーでは、営業職で入りながらも人手不足から営業兼新規事業開発をやっていましたし。

大変ですよね。急に新規事業開発と言われても。

そうですね。手探りですけど、周りのメンバーと連携しながらやっていました。銀行と比べてもチーム感は強いです。

ベンチャー企業のステージにもよりますが、当然ながら銀行よりも全く名前が売れていない分、人材不足は否めないので、まとまって闘ったり、あらゆる業務を補完しあったり、業務量・範囲が多いです。

とくに伸びているベンチャー・駆け出しのベンチャーでは、成長機会は溢れており、こういった刺激的な世界に飛び込みたくなる銀行員は出てきます。

1-3.銀行の未来が不安だから

これは説明不要かと思いますが、この3つです。

  • 中堅以下の地方銀行は減収減益・赤字が常態化
  • メガバンクですら店舗削減・人員削減を発表済み
  • 一番人員を割くリテール部門はお荷物部門→社会から求められていないサービスを提供
  • 年収が上がらない銀行がほとんどの状態

このような状況が続ている中で、伸びているベンチャー企業に進みたくなる気持ちが高まる銀行員も20代を中心に増えています。

20代は銀行でも年収は高くないし、銀行内でこれから安定して上がる確率も低いし、飛び出したいという気持ちはよく分かります。

以前は安泰と言われた銀行も今やかなり厳しい業界とされていますし。

1-4.銀行組織は能力よりも上下関係重視だから

今の支店長~課長世代の30代後半から40代が入れ替わったり、すぐに始末書という文化を変えない限り、組織は簡単に変わらないでしょう。

なぜなら、大きな組織であるがゆえに、社内にいる人間は盲目になるし、変わろうとしないから。

僕の銀行時代も少しずつ変化はありましたが、3~5年スパンです。社内にいると安定して給料はもらえているし、世間から大変と言われているほど、危機感が無いですしね。

まあそうですね。とりあえず在籍していれば安泰なのではと思っていますし、結局は上下関係重視の文化は当面続きそうです。

なので、人事制度が変わりつつも、年功序列の文化もそう簡単には変わらないです。大きく変わるのに3~5年はかかるので、能力ある若手はその移り変わりを待っていられないです。

このような理由で、銀行員がベンチャー企業に転職するケースが増えています。

2.銀行員がベンチャー企業に転職をして活躍できるのかどうか

銀行員がベンチャー企業に転職する4つの理由

一言で申し上げると、活躍できるかどうかは自分次第です。

なんだそれは!と思うかもしれませんが、その一言です。

転職をする時に大事な心構えや意識しておくべき注意点は後々まとめているので、ここでは銀行出身で他業界で活躍している人を取り上げます。

  • 楽天【三木谷社長/日本興業銀行】:楽天市場・銀行・証券・通信
  • ユーグレナ【出雲社長/三菱銀行】:ミドリムシの研究
  • ココナラ【南社長/三井住友銀行】:シェアリングエコノミーサービス

銀行員だからといって他の企業では使えないということは無いですし、むしろアドバンテージはあると思います。

3.ベンチャー企業に転職をする時に注意するべきこと

銀行員がベンチャー企業に転職する4つの理由

ベンチャー企業に転職をする時に注意するべきことはこの3つ

  • 転職時期・年齢に気を付ける
  • 30代はほぼ確実に年収が下がる
  • 銀行からベンチャー企業に転職したとしても舐めない方が良い

これらについて詳しく解説します。

3-1.転職時期・年齢に気を付ける

一番注意した方が良いのは、

  • 時期:好景気の間(ゼネラリストの方は)
  • 年齢:出来る限り20代

ゼネラリストが多い銀行員は、不景気のタイミングはハードルが上がります。

なぜなら、ベンチャー企業は採用規模が少なく、スペシャリストを欲しがっているので。

20代はポテンシャル採用でOKです。ただ30代になると、能力と経験次第で幅が広がりますが、営業経験のみの銀行員はハードルが上がります。

3-1-1.30代はどうすればいいの⁈

押さえるべきポイントはこの3つです。

  • 伸びている業界を狙う→慢性的な人手不足→営業人員でいいから欲している
  • 営業実績でアピールする→業容拡大に必要な人材であることを示す
  • 銀行内での部署間連携をアピールする→ベンチャーでは周りとの連携で進めていく案件がほとんどである

30代で不景気のタイミングで押さえるべきポイントはこの点ですが、一番大事なのは1つ目です。

3-2.30代はほぼ確実に年収が下がる

30代はベンチャー企業に営業で転職をすると、1~4割程度下がるといっても過言ではないので、先行投資ぐらいの気持ちが必要です。

なぜなら、30代銀行員の年収は世の中の年収よりもかなり高いから。

ベンチャー企業が低いのではなく、銀行員が高いだけです。

あとは、実力次第で、勢いのあるベンチャーか、駆け出しのベンチャーを大きくしてインセンティブなどをがっぽりもらうかのどちらかです。

なので、ほぼ確実に年収は下がると考えていいです。

30代で年収1000万円でも転職すべき銀行員とすべきでない銀行員

30代で年収1000万円でも転職すべき銀行員とすべきでない銀行員

3-3.銀行からベンチャー企業に転職したとしても舐めない方が良い

メガバンクから転職したとしてもベンチャー企業内で自分が格上だと思わない方がよいです。

なぜなら、勢いのあるベンチャー企業には、外資系コンサル・外銀・リクルート・IT企業などの出身者が多くいるため、聞きなれないベンチャーでも優秀かつモチベーションの高い人材がごろごろいるので。

ですので、自分はメガバンク出身だいうことは一旦忘れて、まっさらな気持ちで周りと接した方がいいです。

また、仮に周りのメンバーが名も無い企業や個人事業主出身だったしても優秀な方が多いので、元銀行員ですオーラは出さない方がいいです(嫌われるので)。

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4.【まとめ】銀行員でもベンチャー企業で活躍はできるので一歩踏み出そう

銀行員がベンチャー企業に転職する4つの理由

今回の記事をまとめるこのような感じ

  • 銀行員がベンチャー企業に転職する理由は、銀行の将来に不安があること、銀行の風土が年功序列の文化が根強いこと、ベンチャー企業での成長機会の多さなどが挙げられる
  • ベンチャー企業に転職して活躍できるかどうかは自分次第だが、現に活躍している人は沢山いる
  • ただ、ベンチャー企業に転職する時に注意した方が良いのは、時期・年齢、一時的に年収が下がる可能性が高い、勢いのあるベンチャー企業には優秀なメンバーが多いので舐めない方が良いということなどが挙げられる

ベンチャー企業のステージにもよって、出来る範囲が変わってきます。

100名を超えてくると大分組織化してきて、営業は営業、新規事業開発は新規事業開発というような形になっていきます。

僕も10~20名のベンチャーで色々と経験が出来たので、10~20名ぐらいの規模の方が組織も整っていないし、自分が担当できる業務や幅が多いのでおすすめです。

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2023年2月からサトルライフ再始動!ということでブログだけではなく、YouTubeも始めました。銀行員生活にモヤモヤしている方、銀行での試験勉強から一息つきたい方、銀行から転職したい方向けに、好きなことをたまに話しています。