信託実務3級って難易度は?勉強方法は?
1年に1回しかないから絶対に1回で合格したい。
こんにちは、月間2万人が閲覧する『サトルライフ』を運営しているサトルです。そんなお悩みや疑問にお答えしますので、是非ゆっくりと見ていってください。
僕自身は、みずほFG(中堅中小・大企業・ファンド営業)→M&A仲介→資産運用系ベンチャー→Web制作・Webメディア構築の個人事業主といった決してマネしないであろう道を進んでいます。
この記事では、信託実務3級の試験内容、難易度、おすすめのテキスト、勉強方法、勉強時間などについて実体験からお伝えしたいと思います。
自称資格マスターの僕は、信託実務3級以外にもいろんな資格(FP1級・簿記2級・宅建・証券外務員1種・銀行業務検定法務&税務&財務2級・証券アナリスト1次3教科など)を取得し、独学でほぼ1発で受かってきました。
仕事は、、、でしたが、勉強はぼちぼち得意な方です。
実体験を通してまとめていきます。
この記事を読んで、サクッと合格しちゃいましょう。
1.信託実務3級とは(試験日程・内容・合格点)
信託実務3級はご存じの通り、信託銀行員にとっては自動車免許のように当たり前に、取得させられる免許です。
ただ、残念ながらこれを取得したことで銀行外・転職時にメリットがあるようなものではありません。
僕は人事評価シートに記載したくて取得してしまいまいたが、強制的に取得させられる信託銀行員は大変ですね…。
話が脱線しましたが、信託実務3級とは以下の通りです。
信託業務の担当者等に必要とされる基本的な実務知識について、その習得程度を測定します。
引用元:経済法令研究会
それでは、少し細かく解説していきます。
1-1.試験日程
厄介なのが、試験が年に1回しかないということです。
2020年はコロナの影響で6~10月に延期されましたが、基本的には6月です。
2ヶ月ほど前に申込みが始まるので、お忘れなく。
僕はノープレッシャーの中で一発合格が出来たので、良かったです。
1-2.試験内容
5答択一式で50問、150分のテストです。
内容としては、以下の通りです。
科目 | 出題数 |
---|---|
信託の基礎 | 15問 |
定型的な金銭の信託 | 5問 |
従業員福祉に関する信託 | 7問 |
証券に関する信託 | 8問 |
資産流動化に関する信託 | 4問 |
動産・不動産に関する信託 | 4問 |
その他の信託・併営業務 | 7問 |
試験会場で、マークシート形式にて実施されます。
1-3.合格点
60%以上なので、50問中30問は正解する必要があります。
元々の信託知識が豊富ではない限り、5答択一式であり、ノー勉強では受からない試験ですので、ご注意を。
2.信託実務3級の合格率・難易度
合格率は、約35~45%程度であり、難易度は決して高くはありません。
特徴は以下の通りです。
- 甘く見ていると痛い目を見るので、それなりに勉強はしなければいけない
- 年間1回しか受験するチャンスがないので、一発合格が必須であり、十分すぎるぐらいの勉強が必要になる
上司からのプレッシャーが無ければ別ですが、恐らくあるのが一般的だと思うので、間違いなく受かるというレベルにもっていく必要があります。
なので、そういう意味では難易度は高めかもしれません。
銀行員にも副業は必要!【始めやすい副業を4つまとめてみた】
3.信託実務3級の勉強方法・勉強時間
下記テキストを使用して、勉強します(2023年度分はまた別途出されます)。
この問題解説集には過去4回分が掲載されているので、十分すぎる内容です。
他にも通信講座などはありますが、そちらを活用するのはお金がもったいないので、このテキストで十分です。
3-1.勉強方法
先ほどのテキストを活用し、
- 過去問を解く
- 不明な点をネットで調べる
- これを4年分繰り返す
- 不安であれば、もう1周する
上司のプレッシャーが強い人ほど2周か3周する必要があります。
ただ勉強範囲は、このテキストの内容で十分です。
前述の通り、問題は勉強範囲から万遍なく出題されるので、どの科目も捨てることなく理解を深めていった方が良いです。
3-2.勉強時間
先ほどの繰り返しをどこまでやるかにもよりますが、25~50時間程度です。
24時間=過去問(1年:2.5時間)×不明点を調べる(1年:3.5時間)×1周(4年分)
なので、2周すれば48時間ですが、理解も進むので2周目はもっと短時間で終わるでしょう。
ただ、勉強が苦手な方もいると思いますので、しっかりと勉強の自分なりの型を付けることをおすすめします。
FP1級、宅建、簿記2級一発合格の僕が、勉強が苦手な方向けに、勉強方法を「銀行員で資格が取れない?【自分なりの勉強の型を見つけましょう】」で解説しています(銀行員に限りません)。
銀行員が、取得が必須な他の資格との比較も全て取得した資格の実体験で「銀行員時代に実際に取得した13の資格の難易度ランキング」をまとめています。
銀行員時代に実際に取得した13の資格の難易度ランキング
4.【まとめ】信託実務3級はなめると落ちるよ
今回の記事をまとめるとこのような感じです。
- 試験日程は年1回、6月なので、申込はお忘れなく
- 年1回なので、一発で間違いなく受からなければいけないというプレッシャーはある
- 合格率は4割前後と難易度は高くないが、なめると落ちる
- テキストを1冊用意して、過去問を解きまくる→不明点をネットで調べる→繰り返すでOK
上司からは落ちるわけないと思われることが多いので、さらっと一発で合格して、当たり前ですという顔をしてやりましょう。
それでは、みなさんが一発合格されることを祈っています。
これも実体験ですが、銀行員で生きていくために資格取得が必須であることは「銀行員に資格試験の勉強は必要?【出世のための一つの手段です】」でもまとめています。
ここで一つ気分を下げるようなことを言いますが、この資格をとっても社会では役に立ちませんが(転職した実体験です)、、