銀行員に資格試験の勉強は必要?【出世のための一つの手段です】

銀行員に資格試験の勉強は必要?【出世のための一つの手段です】

銀行員になると勉強、勉強の日々なのかなあ。
資格も沢山取らされるのだろうか。

1年目で銀行員として必要最低限の資格は取ったけど、今後も資格の勉強はした方がいいのか知りたい。

こんにちは、月間2万人が閲覧する『サトルライフ』を運営しているサトルです。そんなお悩みや疑問にお答えしますので、是非ゆっくりと見ていってください。

僕自身は、みずほFG(中堅中小・大企業・ファンド営業)→M&A仲介→資産運用系ベンチャー→Web制作・Webメディア構築の個人事業主といった決してマネしないであろう道を進んでいます。

ここでは、これらの内容を解説します。

  • 銀行員として生きていくために必要な資格
  • 銀行員として出世していくために必要な資格
  • 資格以外の勉強について

自称資格マスターの僕は、法務2級以外にもにもあらゆる資格(FP1級簿記2級・銀行業務検定財務税務2級・証券アナリスト1次3教科など)を取得し、独学でほぼ1発で受かってきました。

この記事を読むことで、資格取得が出世への一つの手段であるということが分かります。

1.銀行員に資格取得の勉強は必要なのか?

銀行員に資格試験の勉強は必要?【出世のための一つの手段です】

長期間に渡る資格試験の勉強が人によっては必要です。

人によってと記載したのは、銀行員としてどこを目指していくのか、上司にもよるためです。

下記ケースに分けて必要な資格を記載していきます。

  • 銀行員として人権を確保するため
  • 銀行員として出世するため(人事部の評価を上げる)
  • 元人事部や教育熱心な上司に好かれるため

では、細かく解説していきます。

1-1.銀行員として人権を確保するため

配属される部署にもよりますが、最も経験する可能性の高いリテール部門の営業を中心に考えると、

時間と日数は人それぞれですが、これぐらいが目安です。人権確保のためだけであれば、資格試験の勉強はハードではないです。

1-2.銀行員として出世するため(人事部からの評価を上げる)

出世をするためには、当然ながら人事部が推奨する資格を取得した方が良いです。

なぜなら、社員の昇格を決定する人事部が、何万人という社員を見るときに、一つの大きな指標にしているので。

推奨資格には時々によって変化していきますが、下記のような資格がありました。

  • 宅地建物取引士(1日2時間×4ヶ月)
  • 簿記2級(1日2時間×2ヶ月)
  • FP2級(1日2時間×1カ月)
  • FP1級(平日2時間+土日10時間を2ヶ月)
  • 証券アナリスト1次・2次(僕は1次のみ合格ですが、2次合格までには1日2時間×4ヶ月は必要)
  • 銀行業務検定財務税務法務2級(それぞれ1日2時間×3週間)
  • TOEIC730点以上

僕自身はこれらをほぼ取得しましたが、絶え間なく資格試験の勉強をしても2年は必要なレベルです。

仕事後に、2年間平日2時間ずつ(土日は4時間ぐらいを含む)勉強するのは結構ハードです。

一応僕が銀行員時代に実際に取得した13の資格の難易度ランキングもまとめているので、よかったらどうぞ。

1-3.元人事部や教育熱心な上司に好かれるため

元人事部出身や教育熱心な上司に仕えたりすると、資格試験の勉強は必須です。

なぜなら、資格を取得することで学ぶ姿勢あるよということをアピールできるから。

僕もまさに典型的な人事部上がりの支店長や部長に仕えたので、とにかく資格を取得て出世する流れに乗りました…(笑)

結果として上司に好かれることで、働きやすい環境を得られるのと同時に、必然的に人事部からの評価も上がりました。

2.銀行員として働いていくために資格以外の勉強は必要?

銀行員に資格試験の勉強は必要?【出世のための一つの手段です】

回答はシンプルで、必要です。むしろ、資格以外の勉強の方が多いです。なぜなら、常に時代もサービスもお客様のニーズも変化するからです。

このような年次、世代によって解説します。

  • 1年目
  • 若手(20代)
  • 中堅/ベテラン(30代・40代)

2-1.1年目

いわゆる商業銀行業務全般を頭に入れるので、毎日1~2時間は勉強するのが当たり前です(土日は3~4時間)。

なぜなら、1年目は大した業務はせず、勉強が仕事と言われるから。

僕もみずほ銀行では、ほぼ毎月行われる研修の前後に試験があり、その結果が支店長席に報告されるので、毎回必死でした。それによって支店長席の評価が変わるので。

ただ、銀行員のベースなので、資格の勉強よりも実のある勉強でした。

2-2.若手(20代)

業務が忙しくなると同時に、お客様の業界・商流・経済情勢など、常に勉強の日々です。

なぜなら、お客様の銀行員に対して求めるハードルは極めて高いので。

当然、何でも知ってるよね⁈

はい、知っております。

と言いつつ、知らないことが多いので、支店に帰って調べたり、会社帰りに調べたりの連続です。

あまり勉強と言う感覚ではないですが…。

資格の勉強はしつつ、ネットで業界研究やマーケットの情報収集は欠かしませんでした。

一番頭も体も一番動く時期なので、とにかく日々勉強です。

20代までは、銀行員よりも勉強する職種は少ないのでは⁈と感じます。

僕は英語はTOEIC700点ぐらいで諦めましたが、選択肢は広がるので勉強の価値はあるかと思います。

詳しくは、「銀行員にも英語は必要?【絶対では無いが、将来の選択肢は拡がります】」にまとめています。

2-3.中堅/ベテラン(30代・40代)

30代になると、ある程度銀行内での自分自身のカラーが決まるので、それに特化した勉強が必要になります。

年齢を重ねるにつれて、お客様からの要求水準も当然上がりますし。

30代にもなると個々のカラーがほぼ確立されてきていたので、そのカラーに応じた勉強が必要でしたね。

なので、より何かを極めていくという段階なので、勉強をしなきゃいけないという感覚ではなく、もう少し知りたいというイメージになります。

2-3-1.ただ、それは他の業界も一緒ですね⁈

その通りですね。

この年代になると、どこまで自分が探求心をもってやるかどうかなので、銀行員に限らずエンジニアもマーケターも勉強はしますからね。銀行員が特別ではないということです。

これは30代に限った話では無いですが、金融系の資格を取得するだけではなく、視野を拡げるという意味でも副業はありかと思います。

うち副業禁止なんだけど?

経験を買うというイメージです。ただ働きでいいです。また、ブログも全然ありです(これは実体験ですが、ライティング力・マーケティング力が付きます)。収入なんか簡単には発生しませんからね。

3.【まとめ】銀行員の資格試験の勉強は大変。資格以外は銀行員も他の企業も同じ。

銀行員に資格試験の勉強は必要?【出世のための一つの手段です】

今回の記事をまとめるとこのような感じです。

  • 銀行員として人権確保のための資格試験の勉強はあまり大変ではない
  • 出世のための資格試験の勉強は相当大変である
  • 資格試験以外の勉強はどの業界も同じように大変である

20代はとにかく座学的な勉強が多いですが、30代以降は特別に銀行員が勉強をしなければいけないわけではないです。

また、同期の中には資格取得せず営業成績が飛びぬけていて、順調に出世していたので、資格取得は絶対ではないと言えます。

2023年2月からサトルライフ再始動!ということでブログだけではなく、YouTubeも始めました。銀行員生活にモヤモヤしている方、銀行での試験勉強から一息つきたい方、銀行から転職したい方向けに、好きなことをたまに話しています。