FP2級はどんな仕事に活かせるの?【求人・転職情報を見て解説】

FP2級はどんな仕事に活かせるの?【求人・転職情報を見て解説】

FP2級はどんな仕事に活かせるの?
FP2級はそれなりにハードルの高い国家資格だけど、転職に有利なの?
FP2級の求人はどのくらいの年収をもらえるの?

こんにちは、月間2万人が閲覧する『サトルライフ』を運営しているサトルです。そんなお悩みや疑問にお答えしますので、是非ゆっくりと見ていってください。

僕自身は、みずほFG(中堅中小・大企業・ファンド営業)→M&A仲介→資産運用系ベンチャー→Web制作・Webメディア構築の個人事業主といった決してマネしないであろう道を進んでいます。

こんな内容を解説していきます。

  • FPの仕事
  • FP2級の求人・転職情報
  • FP2級の求人の年収水準
  • おすすめの転職エージェント

自称資格マスターの僕は、FP2級以外にもいろんな資格(FP1級簿記2級・宅建・証券外務員1種・銀行業務検定法務税務財務2級・証券アナリスト1次3教科など)を取得し、独学でほぼ1発で受かってきました。

仕事は、、、でしたが、勉強はぼちぼち得意な方です。

下記が実際にFP2級に合格した時の結果になります。

  • FP2級の勉強を始めようか悩んでいる方
  • FP2級を取得しないといけないが、いまいちモチベーションが上がらない人

この記事を読むことで、これからFP2級を取得する人のモチベーションUPかつ今後のキャリアの参考になればと思います。

FP2級はどんな仕事に活かせるの?

金融系・不動産系がメインの仕事になりますので、

銀行、保険会社、証券会社、不動産会社、独立系FP、IFAなどが挙げられます。

FP2級の試験分野を見ても、これらの科目に絡みそうな会社が多いです。

  • LP:ライフプランニングと資金計画(住宅ローン・社会保険・公的年金・資金繰り当)
  • RM:リスクマネジメント(生命保険・損害保険等)
  • FAS:金融資産運用(債権・株式・投資信託等)
  • TP:タックスプランニング(所得税・個人住民税・個人事業税・法人税等)
  • RE:不動産(基本~調査~取引~法令~税金~有効活用)
  • BS:相続・事業承継(相続の基本・相続税・贈与税・事業承継対策)

これらの業界とFP2級の試験分野を並べるとこのような感じです(ざっくりです)。

種類LPRMFASTPREBS
銀行
生命保険×
損害保険×
証券
不動産×
独立系FP
IFA×

少し細かく解説すると、このようなイメージです。

銀行

業務内容は多岐に渡り、この中でも一番幅広いとっても過言ではありません。

  • 個人営業:保険・投信販売、住宅ローン、事業承継相談
  • 法人営業:保険・投信販売、融資、事業承継相談

FPの分野で絡まない分野は無いというぐらい、必須な知識になります。

銀行の営業マンで、FP2級の知識が全くありません…という方は恐らくいないです。それだと上司に半殺しにされるので。

銀行員になるには?元みずほ銀行員が「日本一」細かく解説!

銀行員になるには?元みずほ銀行員が「日本一」細かく解説!

生命保険

生命保険の営業と言っても、仕事内容は多種多様です。

  • 個人営業:事業承継相談やライフプランに応じた制度設計→死亡保険、学資保険、医療保険など
  • 法人営業:事業内容、業績、社長の年齢などに応じた制度設計→死亡保険、医療保険、養老保険など

といった営業スタイルなので、FP2級の知識は必須で、保険の知識以外にもライフプランニング、相続・事業承継、税金といった知識がある程度求められます。

銀行員からプルデンシャル生命に転職して成功した人にインタビュー

銀行員からプルデンシャル生命に転職して成功した人にインタビュー

損害保険

損害保険も生命保険と同様に、仕事内容は多種多様です。

  • 個人営業:火災、地震、自転車、自動車、個人賠償責任など
  • 法人営業:財産リスク(動産、火災、自動車)、賠償リスク(個人情報漏洩、施設賠償、会社役員賠償責任)など

生命保険以上に新商品の発売が多く、特に法人に関しては時代に合わせたリスク対応商品が出てくるので、販売する商品は多岐に渡ります。

FP2級の知識だけではなく、それぞれの商品に合わせた知識が必要になります。

証券

個人に対する資産運用の提案で、投資信託、債券、株式の販売が主な仕事内容です。

いわゆるゴリゴリの営業スタイルが一般的ですが、最近ではネット証券などクリーンなイメージの証券会社が増えつつあります。

昔ながらの押し売り営業が全く効かないので、超大手の証券会社の方と話をしていても、昔と比べると若手に対して会社自体がすごく優しいとのことでした。

不動産

不動産会社といっても多種多様で、多いのは下記のような仕事です。

  • 戸建てやマンション販売の営業
  • 土地の有効活用提案
  • 投資物件の営業

ただ、こちらの求人や転職情報では、宅建士の資格取得がより優遇される傾向にあります。

なので、FP2級+宅建士の方がより市場価値は高くなりそうです。

独立系FP

独立系のFPは、税理士事務所や会計事務所が母体であったり、銀行・生損保からの転身者もいるため、出身母体によって様々です。

母体によって、強みとしている分野が異なるので、そのFP業者がどの分野に強みを持っているのか見極める必要があります。

IFA

IFAは独立系の証券会社(富裕層の個人が中心)のようなイメージです。詳しくはこちらをどうぞ。

販売する商品は多種多様ですが、投資信託や株式、債券などが主です。

証券会社でゴリゴリな営業に嫌気がさした方や、銀行での売りたくもない運用商品販売に見切りをつけた方が多いです。

独立系なので、ノルマ営業というよりは、自分が良いと思った商品を提供する仕事です。一方で年収は自分の営業成績次第なので、会社に属した個人事業主的なイメージです。

FP2級の求人・転職情報を分解

「FP2級 求人」とか「FP2級 転職」とググってみて、有名転職サイトであるリクナビNEXT dodaを見てみると(2020年12月12日時点)、

個人名や会社名は出さないので、どのような種類の求人や転職情報が多いのか見ていきます。

種類件数仕事内容
不動産53土地・建物の売買仲介、住宅メーカー営業、投資用物件の販売、賃貸仲介、リフォーム提案、不動産コンサルティング
生命保険10来店型保険ショップの営業、訪問型の営業、代理店向け営業
ゼネコン4土地・建物の有効活用提案、戸建てやマンションの施工管理
銀行4不動産売買仲介
独立系FP3資産形成のセミナー講師、FP事務所立ち上げ
損害保険2訪問型の営業
税理士事務所2税理士補助業務

また、日経転職版を見てみると、メガバンクや地方銀行、ネット系の証券会社、中堅証券会社の資産運用提案、相続・事業承継コンサルタントが中心となっております。

選択する転職サイトによっても情報は異なりますが、銀行、証券、生命保険会社、不動産会社が多いのが見て取れます。

2度の転職活動で次も利用したいと感じた転職サイト/エージェント

doda求人数トップクラス、転職者満足度No.1転職エージェント

JAC Recruitment30代以上の銀行員なら利用すべき転職エージェント

ビズリーチ年収600万円以上なら利用すべき転職サイト

FP2級の求人の年収水準

年齢や経験によっても異なるので、ざっくりとしたイメージとしてはこのようなイメージです。

種類基本給(万円)インセンティブ
メガバンク500~800
地方銀行400~600
ネット証券400~600
中堅証券300~500
生命保険300~400
不動産会社300~400

全体的な傾向は、銀行がある程度基本給が高くインセンティブがほとんどないのに対して、

証券・生保・不動産会社は給与が銀行ほどではなく、インセンティブ次第という具合です。

また、不動産は会社にもよりますが、宅建士の資格が無いと仕事にならないような職種も多いです。

なので、FP2級の資格のみで戦うのであれば銀行か証券か生保、インセンティブを狙うなら銀行以外といった印象です。

2度の転職活動で次も利用したいと感じた転職サイト/エージェント

doda(デューダ)求人数トップクラス、転職者満足度No.1転職エージェント

ビズリーチ年収600万円以上なら利用すべき転職サイト

JAC Recruitment年収500万円以上なら利用すべき転職エージェント