銀行員になりたい。
銀行員の業務・大変さ・年収を知りたい。
銀行員になるにはどうすればいいの?
こんにちは、月間2万人が閲覧する『サトルライフ』を運営しているサトルです。そんなお悩みや疑問にお答えしますので、是非ゆっくりと見ていってください。
僕自身は、みずほFG(中堅中小・大企業・ファンド営業)→M&A仲介→資産運用系ベンチャー→Web制作・Webメディア構築の個人事業主といった決してマネしないであろう道を進んでいます。
そんなサトルが、「銀行員になりたい」という気持ちをサポートするために、大きく5ステップでまとめていきます。
- 銀行員を目指す上で、必須の業務・仕事、労働環境などを把握する
- 銀行員の大変さも認識しておく
- 皆が気になる年収面についても知る
- どの銀行を受けるのか考える
- 就職・転職に向けた対策を練る
前半は、もし僕が入行するのであれば、事前にこんなリアルな情報を知っておきたかったという内容で、後半は具体的な対策を解説しますので、是非ご覧ください。
この記事を読み進めることで、銀行員を目指すべきなのか方向性が見えてくるのと、銀行員への道が近づいてくるはずです。
銀行員の業務・仕事内容を知る

まずは、銀行員の業務・仕事内容や環境面を知っておいた方が進めやすいですよね。
ということで、こんな質問にお答えしつつ、まとめているので、どうぞ。
銀行には実際どんな業務があるの?
みなさんが想像している民間銀行の業務は、ざっくりとこんな感じです。
- 三大業務(預金・為替・融資)
- 運用商品の販売
- 信託業務
- ウェルスマネジメント業務
- 海外進出支援
- 特殊なファイナンス業務
- 市場関連業務
- リサーチ業務
- デジタルイノベーション業務
最近は大幅に一般職・事務職は減っていますが、総合職と一般職がいるので、総合職と一般職でも大きく業務内容が変わってきます。
そして、銀行の種類によってもやっていることやミッションが異なります。
銀行で役職が上がっていくと、どんな業務内容になるの?
銀行の役職はこのようなイメージで上がっていきます。

そして、それぞれの役職に応じて、与えられる役割や業務内容が変わってきます。
みなさんがまずは目指す主任(20代後半~40歳前後)クラスには、
- 営業店で中核先の数社を担当させてもらえる
- 平行員時代の1.5~2倍のノルマを与えられ、上司からの詰めが厳しくなる
- 簡単な事務処理の質問をしにくくなる
- 自分の意見を求められる
- 平行員のお手本となることが求められる
こんな役割や業務が求められ、課長代理・課長・副支店長・支店長と出世するにつれて、業務量だけではなく、責任が付いて回ります。
このような役割や細かい業務内容についてはこちらでまとめています。

銀行員の役職、役職毎の業務内容・役割について解説!
銀行員の残業は?
銀行も大分ホワイトな働き方に移行してきたので、皆が想像しているよりは大分働きやすい環境になっています。
特に役職の無い銀行員や支店勤務の銀行員は、残業時間は少なめですし、サービス残業も大分減りました。
ただ、本部の一部部署や管理職は残業時間やサービス残業も多くなり、詳細についてはこちらでまとめています。

【元みずほ銀行員が答えます】銀行の残業時間ってどのくらい?
銀行員って休みは取れるの?
三菱UFJで男性の育休が必須になったりと、みなさんが想像しているよりは休みを取りやすい環境になっています。
ただ、相変わらず取得する際には、周りに申し訳ない空気を出す必要があるので、すっきりと休みにくい面もあります。
ちなみに、長期の5日間の休みを取得する前は準備や引き継ぎのためにほぼ戦争なので、覚えておいた方が良いです。
詳しい休み事情については、こちらでまとめています。

銀行員は休みが少ないのか⁈【実は休みは多い方です】
銀行員の大変さを知る

銀行を受ける前に、銀行員生活の大変さも知っておきましょう。
入行後に早期退職するよりは、ある程度覚悟して入る方がいいと思いますし、実体験をベースに記載しているので、ご覧ください。
銀行員はどんなことが大変なの?
銀行員の大変さは特にこの6つです。
- 事務処理が細かい
- すぐに銀行内の細かなルール・手続きが変わる
- 資格取得の勉強が多い(20代)
- 銀行員というだけでお客様からの要求が高い
- 残業時間が減っているのにノルマが減らない
- 人事異動時の飲み会が多すぎる
特に銀行内の事務処理・手続きは、銀行入行前の想像よりも50倍ぐらい細かいと思っておいた方がいいです。僕はそう感じました。
そして、簡単なことでもミスをすると始末書&本部報告→再発防止策の検討→本部への報告&支店内での再発防止策の徹底という現実が待っています…。
僕自身2年目の時に続けて2回やらかしたときには、心がフリーズしました…。
こういったリアルな話を別の記事でまとめています。

元みずほ銀行員が感じた銀行にしかないつらいこと・大変なこと6つ
銀行はパワハラってすごそう…
昔よりは減っていますが、まだまだパワハラは日常茶飯事です。
また、パワハラと受け取るか受け取らないかという判断には個人差があるので微妙なところですが。
手を出したりすることはほぼ聞かないですし、銀行以外でも不動産業界やゼネコンの方がパワハラは凄いと聞きます。
詳しいパワハラ事情や対策についてもまとめています。

【元メガバンク銀行員が語る】銀行員のパワハラ事情と対策4選
自分は銀行員には向いてないのかな?
銀行員に向いていない人の特徴としては、メンタルの弱さよりもこういったことが考えられます。
- 細かいルールに縛られたくない人
- 時給換算で上を目指したい人
- 座学の勉強が嫌いな人
メンタルが弱いかどうかは、正直やってみないと分からないし、弱いと思っていても実は強い人がいるし、強そうに見えても脆い人を沢山見てきましたし。
なので、上記のような人で経験のために入りたい人以外は、おすすめしませんが、それ以外の方は特段気にしなくていいです。
特に向いている人の特徴もまとめているので、こちらの記事もどうぞ。

銀行員に向いてる人って?【元メガバンク銀行員はこう考える】
銀行員の年収・給料について知る

銀行員といえば、年収が高い!ということで、僕も入ったわけですが…
最近では徐々にそうでもなくなってきているのと、これから入行する方には少し厳しい現実を中心にまとめているので、ご覧ください。
メガバンクの年収は?
ざっくりこんな感じ(残業30時間程度/月)です。
元みずほ銀行員なので超リアルです。
- 1年目:300万円
- 2~3年目:400~500万円
- 4~5年目:550~700万円
- 6~7年目:750~900万円
- 8~9年目:900~1,100万円
- 10~11年目:900~1,200万円
- 課長レベル(10年目以上):1,100~1,300万円
- 副支店長レベル:1,200~1,400万円
- 支店長レベル:1,500~1,900万円
ただ残念ながら、これからは人件費削減の観点から、残業代が減るのと賃金の上昇カーブは緩やかになると想像できます。
これから厳しくなる事情については、こちらでまとめています。

【元みずほ銀行員が語る】みずほ銀行でも年収が上がらない理由
大手地方銀行(横浜銀行の年収)は?
ざっくりと、横浜銀行の同期と話をしていると、ざっくりとみずほよりも5~10%落ちるかという程度で、昇格とかを考えると大手地方銀行はほぼ変わらないです。
そんな地銀のトップに君臨する横浜銀行でも、この4点から年収が上がりにくい厳しい事情があります。
- 株主の要求は株価上昇←継続的な増益が求められるが困難である
- 従業員対比で売上と利益ともに減収減益傾向にある
- 売上の構成割合に将来性が薄い
- 人員削減が一番早い経費削減手段である
詳しくはこちらをどうぞ。

地銀トップ横浜銀行の銀行員でも今後年収が上がらない4つの理由
支店長クラスまで出世すると年収は?
支店が減っていく世の中でもあるので、支店長クラスとしていますが、銀行によっても大きく異なるので、年収は800~2,000万円程度と言えるでしょう。
- 下位地方銀行:800~1,200
- 中堅地方銀行:1,100~1,400
- 大手地方銀行:1,300~1,600
- メガバンク:1,500~2,000
こんなイメージなのと、支店長ともなると支店業績や支店長のランクによっても大きく変動し、同じ銀行の支店長でも300~400万円の差が出てきます。
詳しくはこちらの記事をどうぞ。

銀行の支店長の年収は?【800~2,000万円です】
銀行事情を知る

コロナ前から中堅以下の銀行を中心に経営状態は悪化していますし、これからさらに悪化することが予想されます。
地方銀行はやはり危ないのかな?
中堅以下は危ないですし、おすすめしません。
個人的には、銀行であればメガバンク・大手地銀、or銀行以外の伸びている業界をおすすめします。
理由はこの4つです。
- 年収UPはメガバンクですら絶望的である
- 銀行員の代名詞である安定感とは程遠い状況にある
- 地方では一番が通用せず
- 数年後には、他業種の傘下になる可能性が高い
もし、どこかの傘下になろうが、地元である程度安定している企業であれば、年収を一部下げられようが関係ないという方はどの銀行でも構いません。
ただ、最近はテレワークで働ける企業も増えていますし、企業が東京でも、自宅で働ける企業は増えているので、わざわざ地銀にする必要は無いと思います。
大手以外はおすすめしない理由を細かく解説しているので、こちらをどうぞ。

大手以外の銀行への就職・転職をおすすめしない4つの理由
大学は関係ある⁈
やや関係あると言った具合です。
メガバンクであれば、国立、早慶、MARCH、関関同立が多いのは明らかなので、ある程度大学名で足きりされているのは事実かと思います。
ただ、大手地銀はバーが下がりますし、メガバンクでも先ほどの大学以外でも在籍しているので、最初からあきらめる必要は無いです。
さらに、入行してしまえば、どの大学でも支店長クラスまでは上がっている人がいるので、気にする必要は全く無いです。

銀行員になるには大学は重要か⁈【トップは東大or京大が多い】
銀行への就職・転職に向けた対策を考える

ここまでで、大分銀行のリアル事情が頭に入ったと思うので、最後に就職・転職に向けた対策を解説していきます。
資格は取得する必要あるのかな⁈
特段不要です。
なぜなら、僕も資格は全くなかったですし、同僚でも面接時に資格を持っていた人間の方が少ないので。
なので、資格以外のことでアピールすればOKです。
個人的には、大学時代は資格以外のことに時間を割いて、いましかできない中長期のことに挑戦すべきです。
その方が、入行後にも活きるので。
そういった事情については、こちらの記事をご覧ください。

【就職活動中の大学生へ】銀行員になる前に、必要な資格は無し!
メガバンクの比較はどうずればいい?
社風・雰囲気や事業内容から比較することがまず大事です。
それぞれ10名以上お会いしていますが、それぞれの社風・雰囲気はこんな感じです。
三菱 | ・エリートという感じの方が非常に多い ・ガツガツしなくても仕事は入ってくるよという雰囲気が漂う ・少し昔だが、面接でなぜ三菱なの⁈とは一度も聞かれなかった(そりゃあ三菱でしょという様子で) |
三井住友 | ・大阪中心に住友の血が強い ・年配の人ほどド営業マンが多く、優秀な方が多い ・総合職ではない女性にも容赦なく泣かす文化で、ある意味男女平等である ・残業時間も他のメガバンクと比べて圧倒的に多い |
みずほ | ・第一勧銀出身:きちがいorおっとり ・富士銀行出身:優秀でまとも ・興銀出身:エリート |
個別の特徴は、以下の通りです。
三菱 | ・他メガと比較しても圧倒的にグローバル展開を進める ・タイのアユタヤ銀行、インドネシアのバンクダナモン、米国のユニオンバンク、ベトナムのヴィエンティンバンク、信託銀行での海外展開などアジア・北米での活躍が目立ち、貸出は海外での貸出残高が4割程度に ・データビジネスにも積極的 |
三井住友 | ・営業力を含め「個」で強い ・他と比較すると、他業界との連携の動きも少なく、独自路線が強い ・よく顧客に言われるのが、良い顧客へのアプローチも早いが、悪い顧客からの逃げ足が速い ・RPAに積極的で、経費率は圧倒的に他メガより低い |
みずほ | ・いち早く「銀・信・証」連携を進め、他も追随した看板施策 ・他と異なり財閥系ではないので、グループ全体で連携した動きが中心 ・大半の従業員を抱えるリテール部門は赤字体質 |
こういった比較を見える化して、比べる必要があります。
細かい数字などについては、こちらでまとめているのでどうぞ。

【就職面接用】メガバンクとは?歴史~2020年のデータまで徹底比較
中途採用はどうすればいいの⁈
金融業界未経験の方は、デジタル人材or新規事業立ち上げ経験が無ければ、非常にハードルは高いのが現状です。
ただ、これから中途採用される方については、デジタル・新規事業立ち上げ・国際分野など銀行員では経験できないような経験の持ち主が多いので出世の可能性は大いにあります。
中途採用だから、出世できないということは無いので安心して下さい。むしろ個人的には、他の会社を経験している人の方が最終的には銀行にとって有益だと思います。
残念ながら中途採用で大きくアドバンテージが出るような資格は無いですが、進め方次第でメガバンクや大手地銀への合格率を上げていけるはずです。
詳細についてはこちらの記事でまとめています。

【元メガバンク銀行員が語る】銀行の中途採用で合格率を上げる方法
面接はどうすればいいの⁈
重要な点は、この2点です。
- 自己PR
- 志望動機(なぜ金融機関⁈、なぜ銀行業界⁈、なぜうちの銀行⁈)
この2点だけしっかりと抑えることができれば、面接の通過率は極めて高くなります。
自己PRでは、こんな感じで整理しましょう。
コミュニケーション能力 | 何か仲間と一緒にやり遂げたことを語る |
信頼感 | 仲間と一緒に成し遂げたことやバイト先で信頼されて任されていた業務で結果を出したことを語る |
忍耐力 | 何か仲間と一緒にやり遂げたことの中で、非常に大変で苦労したけど、乗り越えてきたことを語る |
勉強好き | ゼミでの研究、大学の成績、無ければ最近読んだ本について語るとか日経新聞を数カ月読んで時事ネタを語るとか |
また、志望動機はこんな感じで整理しましょう。
なぜ 金融機関 | 大学時代の○○活動を通して人間力を磨いてきたので、有形商品の仕事ではなく、無形商品を扱う人が勝負の仕事に挑戦したい、また幅広い業務にチャレンジしたいと思っているので。 |
なぜ 銀行 | 大学時代には○○を通して多くの社会人と接点を持ち、大変勉強になりました。 中小・中堅企業RMでは、若手でも人生経験豊富な社長と対等に仕事ができると聞きましたので、より一層成長したいと思い、銀行を選びました。 |
なぜ ○○銀行 | 御行の行員の方と話をしていて、○○を大切にしているという方が多く、 私も大学時代の○○の活動では同じことを大切にして取り組んでいたので、大変共感し御行を選びました。 |
このような流れを詳しく解説しているので、こちらの記事をどうぞ。

銀行の面接で大事な自己PR・志望動機・逆質問について解説
お疲れ様でした。
それでは、銀行への合格を陰ながら応援しています。