銀行の評判はあまり良くないが、年収が高いし関心はある。
銀行を受けようかなあ。
こんにちは、月間2万人が閲覧する『サトルライフ』を運営しているサトルです。そんなお悩みや疑問にお答えしますので、是非ゆっくりと見ていってください。
僕自身は、みずほFG(中堅中小・大企業・ファンド営業)→M&A仲介→資産運用系ベンチャー→Web制作・Webメディア構築の個人事業主といった決してマネしないであろう道を進んでいます。
ここでは、これらの内容を解説していきます。
- 大手以外の銀行への就職をおすすめしない理由
- メガバンク・大手地銀に就職・転職するメリット
みずほ時代の経験、同僚、地方銀行出身の方の話を基に解説していきます。
- 銀行志望の方
- 銀行に関心のある方
この記事を読むことで、中堅以下の地方銀行への就職・転職が、非常に厳しいという現実がリアルになるはずです。
大手以外の銀行への就職・転職をおすすめしない4つの理由
理由は以下の通りです。
- 年収UPは絶望的である
- 銀行員の代名詞である安定感とは程遠い状況にある
- 地方では一番が通用せず
- 数年後には、他業種の傘下になる可能性が高い
となりますので、詳細を解説していきます。
年収UPは絶望的である
メガバンクや大手の地方銀行ですら年収の増加が厳しい状況が続いています。
なぜなら、増収増益を維持できておらず、減益傾向にあるから。
なので、大手においても人員削減・人件費削減により年収UPがほぼ見込めない状況です。中堅以下は、厳しい現実が待っているのは明白です。
一時期は、強力な営業力と不正によりス●ガ銀行が、驚異的な利益をたたき出していましたが、通常の銀行では起こりえません。
結果的に、何か抜本的な改革が無い限り、年収UPはほぼ絶望的な状況です。
【元みずほ銀行員が語る】みずほ銀行でも年収が上がらない理由
地銀トップ横浜銀行の銀行員でも今後年収が上がらない4つの理由
銀行員の代名詞である安定感とは程遠い状況にある
特に中堅以下の地方銀行の業績を見てみると、特徴としてこんな点が浮かび上がってきます。
- 金利収入が減少気味(ゼロ金利の影響で)
- 役務収入(決済・コンサルティング手数料・M&Aアドバイザリーフィー等)も伸びない
- 利益を出しているのは運用部門ぐらい(相場次第で大型の減損も現実に起きている)
このような状況を考えると、かつての銀行員=安定職という状況が、ウソのような状況になってきているということです。
銀行員であれば安定という不敗神話が中堅・下位の地方銀行から崩れ去りつつあります。
地方では一番が通用せず
前述の通り、年収UPも見込みにくい、安定という不敗神話も崩れつつある地方銀行に入行する人気が続くわけがないので。
もうすでに、中堅・下位の地方銀行では採用難が叫ばれていて、採用に苦労しているという話を聞きます。
厳しい経営環境を背景に就職の人気は下がり、新卒を思うように集められない。幹部候補となる中堅や若手の転職も急増している。マイナス金利や不良債権に加え、人材枯渇の危機も地銀経営を圧迫する要因に浮上してきた。
出典:2019年2月20日 日経新聞「新卒が集まらない 地銀波乱・人材枯渇の危機」
地方では一番なのでというのが、通用しなくなっています。
数年後には、他業種の傘下になる可能性が高い
地方銀行同士で合併・提携しても効果が薄いのではないかということで、すでに下記のようなことが起こりつつありますが、
- SBIの地銀連合構想:島根銀行、福島銀行、筑邦銀行、大東銀行
- ノジマが出資:スルガ銀行
最近のSBIの動きは凄いですが、他の異業種でもノジマを筆頭に地銀再生のような形で、参入してくるはずです。
銀行≠安定となってきています。
銀行員でも退職金を当てにできない3つの理由【メガバンクも同様】
メガバンク・大手地銀に就職・転職する5つのメリット
今まで、銀行の厳しい現実を採り上げてきましたが、まだまだ財務体質も良好なメガバンクや大手地銀に就職・転職するメリットについてまとめていきます。
下記にまとめています。
- 当面は高年収である
- 福利厚生が整っている
- 若手でも社長と直で仕事ができる
- 優秀な同僚と業務ができる
- 実力次第で可能性は無限大である
となりますので、詳細を解説していきます。
当面は高年収である
現時点では、メガバンクや大手の地方銀行であれば、メガバンクの銀行員の年収は?【今は】高いでまとめていますが、30代前半~30代後半で年収1,000万円に到達します。
年収1,000万円超は、給与所得者の中で上位5%です。しかも30代からなので、相当なものです。
会社側としても残業代は減らせますが、今から給与のベースを下げることはハードルが高いので、30代以上の人は当面は安心です。
逆にまだ昇格しきれていない20代は…今後は結構実力ある人以外はきついかもしれませんね。
将来性のある銀行員と将来性の無い銀行員の特徴
福利厚生が整っている
家賃補助を中心に抜群です。
なぜなら、ある程度の年齢までは社宅が都内でも月3~4万円、借上げの賃貸でも月5万円以上出る銀行が多いので。
僕も銀行時代には借上げが中心で、毎月数万円出ていたので、非常に家計が楽でした。今思うと非常にありがたい環境ですしたね。家を買えば何も無いですがね。
外の世界に出てみると、ここまでの福利厚生が整っている企業が無いということに、改めて気づきました。
さすがメガバンク・大手地銀という感じです。
若手でも社長と直で仕事ができる
これは、自己成長を考えた時に一番大事なことです。
なぜなら、成功者の話をビジネスの延長として聞くことが出来るから。
社長からの要求がきついので、大変なことの方が多いですが、若手の時から成功者である社長と仕事ができたのは財産です。
余談になりますが、これから銀行員を目指す方に一つだけアドバイスをすると、必ず社長と同じ目線で物事を考えた方がいいということです。
自分は銀行員だと一歩引いて仕事をすると、その人の成長は確実に遅くなります。
偉そうなことを言っていますが、僕が銀行員時代はそうだったので…。僕のようにならないように、皆さんは気を付けましょう。
優秀な同僚と業務ができる
優秀な同僚と業務をすることで、切磋琢磨し自分も磨かれます。
ならなら、基本的に皆地頭が良いから。
僕の同期も名だたる大学出身の人が多くいたので、その中で切磋琢磨し上を目指していたので、良い刺激になりました。
ただ、長く在籍していると頭でっかちの人間が増えますがね。
【メガバンクへの就職はどう?】メガバンクごとに将来性を徹底比較
実力次第で可能性は無限大である
メガバンクを中心に業務の幅は無限大です。
なぜなら、沢山のグループ会社・部署があるので、やろうと思えば何でも出来るので。
僕も最後の最後まで、何をやっているのか分からない部署が沢山ありましたし。めちゃくちゃ業務は多種多様にあります。
これからは、IT企業のような部門も沢山生まれるだろうし、実力をつけて希望を叶えられれば、出来る業務はいくらでもあります。
【まとめ】銀行に就職するならメガバンクや大手地銀!
今回の記事をまとめるとこのような感じです。
大手以外の銀行への就職をおすすめしない理由は、
- 年収UPは絶望的である
- 銀行員の代名詞である安定感とは程遠い状況にある
- 地方では一番が通用せず
- 数年後には、他業種の傘下になる可能性が高い
一方で、メガバンクや大手地方銀行に就職するメリットも挙げておくと、
- 当面は高年収である
- 福利厚生が整っている
- 若手でも社長と直で仕事ができる
- 優秀な同僚と業務ができる
- 実力次第で可能性は無限大である
ですので、個人的にはメガバンクor大手地銀or他業界というイメージかと思います。
【就職面接用】メガバンクとは?歴史~2020年のデータまで徹底比較
2023年2月からサトルライフ再始動!ということでブログだけではなく、YouTubeも始めました。銀行員生活にモヤモヤしている方、銀行での試験勉強から一息つきたい方、銀行から転職したい方向けに、好きなことをたまに話しています。