銀行員に向いてる人ってどんな人?
逆に銀行員に向いてない人は?
こんにちは、月間2万人が閲覧する『サトルライフ』を運営しているサトルです。そんなお悩みや疑問にお答えしますので、是非ゆっくりと見ていってください。
僕自身は、みずほFG(中堅中小・大企業・ファンド営業)→M&A仲介→資産運用系ベンチャー→Web制作・Webメディア構築の個人事業主といった決してマネしないであろう道を進んでいます。
ここでは、これらの内容を解説していきます。
- 銀行員に向いてる人の特徴
- 銀行員に向いてない人の特徴
みずほ銀行時代の経験を基に、今も残っている人の特徴などを踏まえながら解説していきます。
- 銀行への就職・転職をお考えの方
- 銀行に関心のある方
この記事を読むことで、銀行を選ぶべきか、選ばないべきか、少し方向性がつくはずです。
銀行員に向いてる人の特徴
3年もすれば大抵の方は慣れますが、それよりも早く順応できる人の特徴を5つにまとめました。
- 高年収であれば業務だと割り切れる
- 鈍感
- 朝の満員電車が平気
- 数字だけでなく国語にも強い
- 周囲の目をとにかく気にする
それでは、解説していきます。
銀行員に向いてる人その1:高年収であれば業務だと割り切れる
なぜなら、銀行員の業務には納得できないことが多々あるから。
銀行+2社(中堅&中小企業)を経験した僕もそのように感じていますし、銀行から転職した方も大半がそのように話しています。
銀行の中にずっといると麻痺してきますけど、最初はえって思うことは多々ありましたよね。
これからは年収1,000万円のハードルは格段に上がりますが、30代で1,000万円もらえれば、業務だと割り切れる人には向いています。
個人的な感覚では、総合商社・生損保の次ぐらいに、年収1,000万を獲得するハードルは低いと思います。証券会社は激務過ぎるので、除外。
銀行員に向いてる人その2:鈍感
これも銀行員向けですね。
なぜなら、何にもへこたれない強靭なメンタルを持っているから。
みずほ時代にも、僕の周りに20人に1人ぐらい何も感じていない鈍感な人がいましたが、こういう人はあっぱれです。
最強のメンタルの持ち主なので、活躍できるかどうかはさておき、銀行員には向いていますね。
銀行員もかなりのストレスが掛かりますからね。
銀行員に向いてる人その3:朝の満員電車が平気
銀行員は、ほぼ確実に満員電車に巻き込まれます。
なぜなら、一番電車が混んでいる6時台後半~7時台に通勤する必要があるから。
コロナ過では、テレワークもありましたが、また通常営業に戻りましたし、今後も間違いなく満員電車地獄ですね。
これに動じない人も地味に強いです。
銀行員に向いてる人その4:数字だけでなく国語にも強い
数字だけでなく、国語にも強くないと銀行員は務まりません、
なぜなら、複雑なルール・手続書を読解できなければ、事務ミスをして始末書を書くことにつながるから。
さらに、報告書の作成・稟議書の作成が多いし、上司によって報告書や稟議書の細かい注文が変わるので、それに早く順応する文章力・国語に強くないとかなりきついです。
僕は数字には強かったのですが、国語には極めて弱く、短時間で手続書に書いてある文章を理解したり、書類作成に大変苦労しました。
何か数字への強さとかにスポットがいきますが、銀行員は国語力も大事ですよね。
銀行員に向いてる人その5:周囲の目をとにかく気にする
世間的にも(特に親世代には)銀行員は印象がこんな感じでいいですから。
- メガバンク:全国的に羨望の眼差し
- 第一地銀:地元で羨望の眼差し
- 第二地銀:ある程度地元で良い目で見られる
こういう言った周りの目をとにかく気にする人には、良い職業です。
銀行員に向いてない人の特徴
時がたてば誰でも慣れますが、それでも人よりも順応するのに時間のかかる人の特徴を3つにまとめました。
- 細かいルールに縛られたくない
- 時給換算で上を目指したい
- 座学の勉強が嫌い
それでは、解説していきます。
銀行員に向いてない人その1:細かいルールに縛られたくない
我が道を進みたい人には、銀行員には向いてないです。
なぜなら、銀行員に革新的なことよりも無難さの方が求められているから。
特に銀行は尖った部下よりも従順な部下の方がかわいがられる文化です。変化しつつありますが、他の大企業の何倍も堅い組織なので、5年以上は変わらないでしょう。
今の頭の固い40代がうじゃうじゃいる内は、早々変わらないでしょうね。
ですので、細かいルールには縛られたくない、自由にやっていくんだという人には正反対な組織です。
ただこういう同期もいました…
入行した当初から意識が違い、2・3年以内に起業するという同期がいました。
この同期は、このように話していました。
自分は、2・3年以内に起業をするつもり。他にも資〇堂とか複数内定もらったけど、みずほが一番早めに沢山の経験ができそうだから、入行しただけ。
優秀な同期の話
レベルが違いすぎます。
ちなみに、その同期は3年目でみずほを退職して、起業しました。
細かい業績等は知らないですが、メディアの取材も何度も受けていて事業も軌道に乗っているようです。
銀行員に向いてない人その2:時給換算で上を目指したい
時給1万円以上を目指したい人には向いていないです。
なぜなら、超狭き門である大手銀行の役員でも時給1万円を超える人はわずかなので。
例えば、メガバンクの支店長でよくても年収2,000万円ですが、時給にすると下記の通りです。
- 年収:2,000万円
- 勤務時間:3,120時間=週60時間×52週←12時間/日×週5日
- 時給:6,410円=2,000万円÷3,120時間
メガバンクの頭取や社長でも…こんな感じです。
- 年収:1億円
- 勤務時間:4,004時間=週77時間×52週←11時間/日×週7日
- 時給:24,975円=1億円÷4,004時間
つまり、銀行員でいくら頑張っても時給の天井が決まっているので、それは嫌だという人には向いていないです。
銀行員に向いてない人その3:座学の勉強が嫌い
意味があるかないかは関係なく、言われた勉強をして、言われた資格を取るのが銀行員です。
なぜなら、それによって昇格するかしないか分かれる時があるから。
僕は比較的勉強が好きだったのであまり苦ではなかったですが、苦労している方が沢山いました。
残念ながら、銀行業務検定を中心に間違いなく意味の無い資格が沢山ありましたが、自分を殺して無駄な勉強をすることが銀行員には求められます…
銀行員に資格試験の勉強は必要?【出世のための一つの手段です】
【まとめ】銀行員に向いてる人は、業務だと割り切ることができ、かつ鈍感な人!
今回の記事をまとめるとこのような感じです。
- 世の中で大変とされる銀行員も、3年もすれば誰でもある程度慣れてくる
- 銀行員に向いてる人は、高年収がもらえればどのようなことでも業務だと割り切れる鈍感さを備えた人
- 銀行員に向いてないのは、細かいルールや規則に縛られたくない、自分の道を見つけたいという人
- 時給1万円を目指すなら銀行員は向いてない
よく別の記事で、銀行員に向いている人は「お金が好きな人」とか「経営に関心がある人」という記事を見かけますが、銀行員だからということは無いです。
2023年2月からサトルライフ再始動!ということでブログだけではなく、YouTubeも始めました。銀行員生活にモヤモヤしている方、銀行での試験勉強から一息つきたい方、銀行から転職したい方向けに、好きなことをたまに話しています。