銀行員になるために、必要な資格はあるのかな。
大学生の時に取得した方がよい資格はあるのかな。
銀行入社前にみんな資格を取るみたいなんだけど。
こんにちは、月間2万人が閲覧する『サトルライフ』を運営しているサトルです。そんなお悩みや疑問にお答えしますので、是非ゆっくりと見ていってください。
僕自身は、みずほFG(中堅中小・大企業・ファンド営業)→M&A仲介→資産運用系ベンチャー→Web制作・Webメディア構築の個人事業主といった決してマネしないであろう道を進んでいます。
ここでは、これらの内容を解説していきます。
- 銀行員として就職するために必要な資格は無い
- 【大学生へ】銀行に入行後には出来ない経験をすべき
- 【ご参考までに】銀行員が入行後に取得する資格
銀行員時代に取得した資格は、
ここまで取得した僕が解説します。
- 銀行志望の方
- 銀行に少しでも関心のある方
この記事を読んで、大学生の時には、自身をもっての資格の勉強はやめましょう。
【就職活動中の大学生へ】銀行員になる前に、必要な資格は無し!
専門職などの特別コースに進む人などは別ですが、基本的には就職活動中も就職する前も必要な資格はありません。
なぜなら、税理士とかのレベルの資格は別種だが、就職活動中に何か普通の資格で大きなプラスになることはないので。
僕自身も、今でこそ(自称)資格マスターになりましたが、大学生の時には資格を一つも取得していなかったですし。
でも周りは、結構証券外務員2種とか事前に取るようなんですが、、
なんせ僕自身も大学生の時には資格は取っていなかったので。何とかなりますよ。それよりも大事なことがあります。
面接で、銀行入行後に取得する資格を持っていることで、銀行で働くことを見据えた多少のアピールにはできるかもしれませんが、他のアピール方法はあるので、アドバンテージはほぼ無いです。
もし、どうしても銀行員になってからの勉強負担を減らしたいと言う方がいれば、この資格を取得しておいて損は無いです。
- 銀行業務検定2級(財務・税務・法務)
- 証券外務員1種・2種
どうしても勉強したいという方のためだけに、張っておきます。
協会などに怒られそうですが、この勉強は銀行員の業務にほぼ不要の知識なので、先に取得して、すぐに忘れてもいいです。
【大学生へ】銀行入行後には出来ない経験をしよう!
これは断言できますが、大学時代に資格取得に時間を割くのは2つの観点からもったいないです。
- 銀行入行後に資格を取得した方が、毎期の人事評価に記載できるネタが増える
- 長期の時間を取れるのは大学生の時だけ
少し詳しく解説していきます。
入行後に資格を取得した方が、毎期の人事評価に記載できるネタが増える
これは題名の通りですが、銀行入行後に大事になるのが人事評価です。
銀行にもよりますが、大抵人事評価で銀行員が上司に半年に1回提出する内容はこんな感じ(営業マンの場合)です。
- 営業成績に絡む定量面の成果(貸出・収益)
- 営業活動に関連する定性面の成果(他部署との連携実績)
- 部支店での貢献度合い(後輩指導など)
- 自己啓発(資格取得など)
当然営業成績が一番大事にはなるのですが、それが達成できなかった場合には、4つ目の自己啓発で何か実績として取得しておくことが半年に1度必要になるのです。
なので、大学生のうちに頑張って取得してしまうと、毎期の人事評価につかえなくなってしまうのです。
長期の時間を取れるのは大学生の時だけ
この理由が一番です。
なぜなら、社会人になると日本の会社で2週間とか1ヶ月の休みを取得することは産休・育休以外不可能なので。
僕自身、この超当たり前のことに気付かず、証券外務員の勉強を少し進めていたいので…。この当たり前に気づかせてほしかったので、ここで記載しています。
世界1周旅行するとか、どこかにホームステイするとか、長期でこれやりたいなと感じていることがあれば、大学生のうちにしかできません。それか銀行退職後か(笑)
銀行に入行すると1年目は行内・資格の勉強、2年目以降は業務で多忙になるので、当面自分のやりたいことは出来ないですからね。
また、資格では無いですが、英語の勉強は価値があるので、おすすめできます。
僕は英語は諦めましたが、銀行内での海外勤務希望、銀行からの転職時に英語があった方が選択肢が拡がるので。
- せっかく大学生で時間があるなら、英語圏にとりあえず半年間ぐらい飛んでみる
- 現地で英語で交流する
- 英語・文化を学ぶ
といった感じがベストかと。こんなことが長期で出来るのも大学生のうちですからね。証券外務員の勉強するぐらいなら、間違いなく根性も付くし、視野も拡がるし、ビジネスマンになってからのお客様との話のネタにもなるし。
【ご参考までに】銀行員が入行後に取得する資格
銀行に入行する前には資格の取得は不要ですが、入行後にどれだけ勉強するのだろうかと気になる人も多数いると思いますので、入行後にどの程度の資格を取得するのか、参考までに記載しておきます。
1年目
1年目はとにかく銀行内の勉強&資格の勉強なので、取得する資格は下記の通りです。
- 証券外務員1種・2種(1日2時間×2ヶ月)
- 生保一般課程(ほぼゼロ)
- 生保専門変額(数時間)
- 損害保険募集人資格(数時間)
一番重いのは証券外務員です。僕の時も入行前に2種を取得する人が多かったので、個人的には入行後に取得したので、入行後で十分だと思いますが、取得しても良いです。
たまに、何度も落ちて、支店で立場が無くなっている人がいます…
2年目~30歳
2年目以降は業務に慣れること、実績が求められるので、資格の取得は優先順位が落ちますが、下記のような資格を取得し、人事評価に記載するネタを作るという観点で取得する意味は出てきます。
- 宅地建物取引士(1日2時間×4~6ヶ月)
- 中小企業診断士(1日2時間×1~2年間)
- 簿記2級(1日2時間×2~3ヶ月)
- FP2級(1日2時間×1カ月)
- FP1級(1日2時間×3~5ヶ月)
- 証券アナリスト1次・2次(僕は1次3科目合格のみでしたが、1次・2次合計すると1日2時間×3~6ヶ月)
- 銀行業務検定財務・税務・法務2級(それぞれ1日2時間×3週間)
- TOEIC730点以上
よく銀行内で取得している資格を挙げてみました。事前に取得する必要は全くありませんが、りそな銀行のように大半の営業マンが宅建を取らされたりするので、大変です。
宅建やFPの勉強に最適なツールはこちらです。
銀行員に資格試験の勉強は必要?【出世のための一つの手段です】
【まとめ】銀行への就職時に必要な資格は無し!大学生にしかできない経験を!
今回の記事をまとめるとこのような感じです。
- 就職活動中に銀行面接で、有利になる資格は無し
- もしどうしても入行後の勉強の負担を減らしたいという人がいるのであれば、銀行業務検定や証券外務員の取得がいいかと
- それか英語の勉強は価値がある
- 大学時代に資格取得に時間を割くのは2つのもったいない
繰り返しになりますが、社会人になると2週間とかの休みは育休・産休以外取得できません。
もし、長期でやりたいことがあるのであれば、資格の勉強ではなく、その長期でやりたいことを優先しましょう。
2023年2月からサトルライフ再始動!ということでブログだけではなく、YouTubeも始めました。銀行員生活にモヤモヤしている方、銀行での試験勉強から一息つきたい方、銀行から転職したい方向けに、好きなことをたまに話しています。