将来性のある銀行員と将来性の無い銀行員の特徴

将来性のある銀行員と将来性の無い銀行員の特徴

最近は銀行も逆風が強いけど、銀行員に将来性はあるのかな?
このまま銀行員でいて、僕に将来性はあるのだろうか。

こんにちは、月間2万人が閲覧する『サトルライフ』を運営しているサトルです。そんなお悩みや疑問にお答えしますので、是非ゆっくりと見ていってください。

僕自身は、みずほFG(中堅中小・大企業・ファンド営業)→M&A仲介→資産運用系ベンチャー→Web制作・Webメディア構築の個人事業主といった決してマネしないであろう道を進んでいます。

銀行員に将来性があるか無いかについてまずお答えすると、「ある」となります。

ただ少し細かく回答すると、「ある」人もいるが、「無い」人の方が多いが正しいです。

まずはそれを踏まえた上で、これらの内容を解説します。

  • 将来性のある銀行員の特徴
  • 将来性の無い銀行員の特徴

自分自身の経験、周りにいる銀行員仲間の話、ニュースを基にリアルな情報を中心にお答えします。

銀行員としての将来に疑問を感じ始めた方は、是非ご覧ください。

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将来性のある銀行員とは?

将来性のある銀行員と将来性の無い銀行員の特徴

結論、危機感が強く新しい行動を起こしている銀行員です。

なぜなら、今後銀行という組織自体が、大きく変わっていくから。

ここでは、将来性のある銀行員=他の組織でも十分にやっていける方という考え方で進めていきます。

僕の周りでも、あらゆることに備え、定期的に外部の人間と真面目な情報交換をしたり、何か新しいことにチャレンジしたりして、感度を高めています。

このような銀行員は、間違いなくこれから大きく変わっていく銀行でも変化に対応し、将来活躍しつつ生き残っていく銀行員です。

それに加えて、こんな特徴の銀行員は将来性抜群です。

  • スーパー営業マン
  • IT化の波に乗る普通の営業マン
  • 組織運営の上手な指揮官
  • 他社でも活用できるスキルを持つほぼ専門職

それでは、これらについて詳しく解説します。

スーパー営業マン

ある意味最強のスキルです。

なぜなら、どの企業でも通用するし、IT化が進んでも営業力は必要なので。

ただ、一方で営業不要論もあります。

営業不要論⁈

中小企業向け事業承継・事業再生投資ファンドの日本創生投資の三戸社長(有名人です)はこのように話しています。

あと10年で営業という概念がなくなっています。その背景として、セールステックをはじめとしたテクノロジーの進展はもとより、これからは「本当に必要なモノやサービスだけが生き残る」時代に移行するから。大きく2つの要因があります。1つ目は大量生産・大量消費の時代が終わったことです。もう1つが、テクノロジーの進化です。

出典:ビジネス+IT「あと10年で「営業マンは不要になる」と断言できるワケ」

営業マンが10年以内に無くなるかは、分かりませんが、確実に大きく姿を変えるので、今まで通りの営業手法では生き残ることは難しいです。

が、銀行から離れて、Webサイト制作(プログラミング)の世界にいるのですが、営業というスキルは非常に重要だということを痛感します。

なぜなら、事業を始めた時に超大事なのは営業力だから。

なので、手法は変化させていく必要がありますが、スーパー営業マンはやはりどこにいっても強いですよ。

スーパー営業マンも厳しいのでは⁈

スーパー営業マンは、お客様の変化・時代の変化を感じ取りやすいのです。

もし、変化に乗れないスーパー営業マンとやらがいるとしたら、その営業マンはただの自称スーパー営業マンです。

なので、しっかりとしたスーパー営業マンは、セールステックも使いこなして、生き残っていきます。

IT化の波に乗る普通の営業マン

先ほどの話にも通ずるのですが、IT化の波に乗り、様々なツール使いこなす営業マンは強いです。

銀行でも新しいツールが増えていると同時に、銀行外でも副業として営業に使えるプラットフォームを提供するSaleshubside bizzなどがあります。

このようなツールに銀行外でも触れて、仮に成果が出なくても試していくチャレンジ精神のある営業マンは強いですね。

初めて聞いたサービスですけど、面白そうですね。

銀行もIT企業とのAPI連携が増え、沢山のツールは増えていきますが、組織が大きい分導入までの動きも遅いです。

このようなツールに感度の高く行動できる営業マンは、かつてのスーパー営業マンよりも可能性があります。

組織運営の上手な指揮官

いわゆるマネジメント能力です。

これは、どの企業でも通ずるものなので。

僕が3社目で働いていた時に、こんな方に出会いました。

私は、別に会社名とか商品の種類とか全然気にしません。組織の運営を上手にして、No.2かNo.3のポジションで会社をうまく回していくことにしか興味が無いです。

今まではどのようなことをされていたんですか⁈

この前の会社でも10人ぐらいの会社を100名規模にして、売上も数十倍にできたので、次に移りました。

このような小さな組織・チーム運営が上手くできる方は、どこでも使えるので強いです。商品の違いはいくらでもどうにかなります。

僕が3社目で働いた時に優秀なマネージャー人が参考にしていた本があるので、参考までに載せておきます。

ちなみに図解 鬼速PDCAは、元野村証券の伝説の営業マン、5年でマザーズ上場をさせたZUUの社長が書いてます。営業マン・マネジメントどちらにも有益な本です。

他社でも活用できるスキルを持つほぼ専門職

何かに特化している方がいますが、このような銀行員はどの企業に行ってもその分野では応用が利くので、将来性があります。

例えば、このような感じです。

  • 不動産の部門→不動産ファンド、不動産AM、REITなど
  • 年金の部門→ファンド・投資顧問・証券会社など
  • 新規事業部門→スタートアップ/ベンチャー企業・VC・ファンドなど
  • システム部門:全企業

以前から言われていますが、ゼネラリストからスペシャリストの時代へという流れは加速していますし、希望者も増加しています。

これらのスキルとは別種ですが、不要な資格勉強をするよりは、単純に英語を勉強することはおすすめします。銀行員にも英語は必要?【絶対では無いが、将来の選択肢は拡がります】でまとめています。

将来性の無い銀行員とは?

将来性のある銀行員と将来性の無い銀行員の特徴

結論、銀行にいれば何だかんだ自分は安泰だと信じ込んでいる銀行員です。

なぜなら、変化の波が以前よりも早く、銀行員≒安泰業種ではなくなっているから。

恥ずかしながら、銀行員時代の僕もそうでした。まあメガバンクにいれば安泰だろうと。あれからメガバンク内も大きく変わっていますし、人事制度も厳しくなっています。

また、悲しいことに僕の同僚でも、銀行にいれば一生安泰って思っている人が大半です。

多少危機感をもっていても、別に行動には移すレベルではありませんね。

今までのように国内の銀行業界での競争から、GAFA含めた外資・国内IT企業が競合になってくるので、銀行のビジネスモデル自体が厳しくなります…。

【将来性は無し】大半の地方銀行がオワコンである7つの理由にも書いていますが、特に体力の無い地方銀行ほど…。

将来性が無いなと感じる銀行員の特徴も、下記の通りまとめています。

  • 特段何も尖った専門性が無い
  • ただノルマをこなすだけ
  • IT化から避けようとしている

これらについて詳しく解説します。

特段何も尖った専門性が無い

ゼネラリストからスペシャリストへと言われている時代において、スペシャルな技術が無いと、銀行にしがみ付く以外の選択肢が無くなります。

なぜなら、年齢を重ねるにつれて、スキルが求められるから。

英タイムズ紙の選ぶ「世界のトップビジネス思想家15人」のひとりであるリンダ・グラットン氏がこのように話しています。

これからは広く浅い知識を持つゼネラリストは要らないということだ。専門のスペシャリストにならないと、仕事がない、という時代になるのだ。それも、価値を生み出すことができ、希少性があり、真似されにくい分野でないと、今後は勝てないという。

出典:経済界「ゼネラリストの時代からスペシャリストの時代へ。」

一度転職サイト転職エージェントから紹介された求人などを見ると、世の中で求められるスキルがあるかどうか判明します。

銀行員よりも上の年収を目指したら、結構選択肢は無いですよね。

30代の銀行員になると同業以外で年収を落とさないためには、英語・企画・マネジメント経験は必須。なので、動くならできる限り早い方がハードルは下がります。

自分にいかに専門的な能力が無かったかどうか、気づくのは出来る限り早い方が良いです。

30代・40代の方向けには、30代・40代の銀行員がリストラされる前にすべき3ステップはコレ!をまとめています。

ただノルマをこなすだけ

与えられたノルマをこなすだけの人には、未来がありません。

なぜなら、それ以外の事に思考停止しているから。

営業マンであれば、考え方を変えてただ与えられた範囲のみで営業をするのではなく、こういうツールがあればもっと効率が上がるとか考えて、本部に提案するとか。

普段の営業が忙しくて無理ですよね。

確かに僕も銀行の営業時代忙しかったけど、業後に考えることはできますよね。こうすれば良くなるとか、それを企画セクションの近い年代の人に話してみるとか。

このような日々の頭の体操&少しの行動が、自分のレベルアップにもつながっていくのだと感じます。

ノルマをただこなすだけの思考停止人間には、未来が無いです。

言い方を悪くすると、一生下っ端の可能性が高いです。

IT化から避けようとしている

前述したとおり、営業の話ばかりで恐縮ですが、営業ですらセールステックの時代です。

先ほどご紹介した日本創生投資の三戸氏もこのように話しています。

営業をITで支援する「セールステック」が進化しています。そして私は、セールステックが進化すると、外勤型のフィールドセールスは、内勤型のインサイドセールスに侵食されていくと考えています。

したがって、もしこれからも営業を続けたいなら、セールステックを駆使するインサイドセールスになることです。

出典:ビジネス+IT「あと10年で「営業マンは不要になる」と断言できるワケ」

IT化を他人事と考えている銀行員の5年後は、暗いです。

左遷される銀行員の5つの特徴【集団左遷のリアルな実態も記載】

左遷される銀行員の5つの特徴【集団左遷のリアルな実態も記載】

2020年7月の転職エージェントとの会話で…

僕自身はコロナが流行る前にフリーランスになることを決意し、2020年4月末で前職を退社しました。

プログラミング初心者が1年で月収50万円まで稼ぐことに挑戦!にまとめています(余談ですが、【収益は567,050円】宣言通りプログラミング学習1年で月収50万を達成!!)が、ブログ&プログラミングでフリーランスとして活動中ですが、情報収集も兼ねてdoda(デューダ)のエージェントと会話をしました。

まとめるとこんな感じです。

まず、僕からの質問内容は以下の通りです。

  • 現在の転職市場について
  • 30代で完全な異業種・別職種(webマーケティングなど)への転職について

ざっくりとこの2点で、doda(デューダ)からはこのような回答でした。

  • コロナ禍において採用は確かに厳しくなっているのは事実だが、コロナ禍で伸びている企業はあり、採用も積極的
  • webマーケティングの需要はあるが、全くの初心者では27、28歳が限界
  • もしどうしても30代で異業種・別職種であれば、自分自身で企業の問い合わせフォームなどから応募した方が賢明

doda(デューダ)の担当者は、若そうな女性担当者ではありましたが、真摯な対応で非常に好感の持てる方でした。

ただ、一方で30代・異業種・別職種というのは、非常に厳しいという現実も分かりました。

なので、今までにご紹介したような業種、自分の経験職種が必須になってくるのだと。

自分に将来性が無いのではないかと感じた銀行員は?

この場合には、この2つが良いかと思います。

  • 銀行員以外の方との接点を増やす
  • 副業をしてみる
  • 転職相談をして自分の市場価値を確認してみる

それでは、簡単にまとめていきます。

銀行員以外の方との接点を増やす

これは、結構重要です。

なぜなら、銀行内にいるとどうしても凝り固まった考え方、モノの見方になるので。

長年銀行にいると、銀行の常識=世間の常識になってきます。これはある意味仕方ないですね。言い方は悪いですが、北朝鮮の洗脳教育みたいなものです。同じところにいたらそこに染まらざるを得ないので。

だからこそ、別の世界を見るのが大切です。

友人との話よりも全く知らない人の方がいいと思います。より見聞が拡がるので。

僕も色んな視野を拡げるために、最近使い始めたのがyentaというビジネスマッチングアプリです。

月額無料でも出来ますし、月額1,000円課金するともっと使いやすくなります。

最近も銀行の意識高い系の事務職の方と会話させてもらいましたし、銀行の方も使っていますね。

副業をしてみる

一番のおすすめは副業から始めてみることです。

なぜなら、自分が他の業界・会社で価値のある人間なのかどうか分かるからです。

僕も最近は、本業が少しずつ形になってきたので、視野を拡げるため・経験を積むためにもYOUTRUSTを使って副業を探し始めました。

ただ、これはかなりガチで働くパターンなので、それが難しい方向けに、銀行員にも副業は必要!【始めやすい副業を4つまとめてみた】をまとめています。

僕自身もこうやってブログを書いていますが、Webライティング・Webマーケティング知識を付けるためにも、自宅で始められるブログもありな選択肢です。

これは実体験ですが、ブログを真剣に始めてみると、違った世界が見えてくるはずです。たかがブログですが。

転職相談をして自分の市場価値を確認してみる

すぐに転職を感が無くても、銀行員としての将来性に不安のある方は、キャリアのプロに相談してみるのもありな選択肢です。

僕も転職する時には、とりあえず勢いで相談してみたので。

  • ひとまず転職エージェントに相談してみる
  • 様々な企業を見てみる
  • 興味のある企業を受けてみる
  • やはり転職は辞めて、銀行で頑張る

これは、これで銀行で頑張る理由にもなるし、他の世界を知った上での動きなので、全然ありかと。

【まとめ】銀行員に将来性があるか無いかは、その人次第!

将来性のある銀行員と将来性の無い銀行員の特徴

今回の記事をまとめるとこのような感じです。

  • 少数の将来性のある銀行員と多数の将来性の無い銀行員がいる
  • 危機感が強く、小さなことでも行動を起こしている銀行員には限りなく将来性がある
  • 銀行員≒自分は安泰という意識のある銀行員には将来性が無い

大分偉そうなことを記載しましたが、転職2回経験・個人事業主として活動し、銀行の外を見てきたからこその話なので、少しだけ耳を傾けてもらえれば幸いです。

もし、この記事を読んで転職するのも良し、銀行で気持ちを改めて小さな行動を起こすのも良しだと思います。

2度の転職活動で次も利用したいと感じた転職サイト/エージェント

doda求人数トップクラス、転職者満足度No.1転職エージェント

JAC Recruitment30代以上の銀行員なら利用すべき転職エージェント

ビズリーチ年収600万円以上なら利用すべき転職サイト

2023年2月からサトルライフ再始動!ということでブログだけではなく、YouTubeも始めました。銀行員生活にモヤモヤしている方、銀行での試験勉強から一息つきたい方、銀行から転職したい方向けに、好きなことをたまに話しています。