【銀行員1年目で辞めたい⁈】転職方法を5ステップで具体的に解説

【銀行員1年目で辞めたい⁈】全く問題ない7つの理由

銀行に入って1年目で、すでに辞めたい。
1年目で辞めたら親にも申し訳ない気がする。

こんにちは、月間2万人が閲覧する『サトルライフ』を運営しているサトルです。2度の転職活動で10社以上の転職エージェントからのサポートを受けてきた経験を基に、そんなお悩みや疑問にお答えしていきます!

僕自身は、みずほFG(中堅中小・大企業・ファンド営業)→M&A仲介→資産運用系ベンチャー→Web制作・Webメディア構築の個人事業主といった決してマネしないであろう道を進んでいます。

ここでは、これらの内容を解説します。

  • 1年目でも銀行員を辞めるべき理由
  • 1年目で転職する時のステップ

自分自身の経験、周りにいる銀行員仲間の話、転職エージェントからの話をベースにお答えします。

  • 銀行員生活がつまらない方
  • 銀行からの転職を少しでも意識し始めた銀行員

結論、「1年目で辞めたいと思ったら辞めるべき」ということです。おそらく1年目で感じた銀行への違和感はずっと付きまとうはずなので。

この記事を読むことで、次の一歩が踏み出しやすくなるはずです。

2度の転職活動で次も利用したいと感じた転職サイト/エージェント

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1.【銀行員1年目で辞めたい⁈】全く問題ない7つの理由

【銀行員1年目で辞めたい⁈】全く問題ない7つの理由

銀行に入行後、1年目で辞めるというのは早い気もしますが、問題ないですね。

理由を簡単にまとめると、以下の通りです。

  • 就活時代のイメージと入行後の銀行員では、大きくギャップがある
  • 銀行の仕事が忙しくなる前の方が、転職活動に集中しやすい
  • 「石の上にも3年」に拘る必要は無い
  • 銀行員の年収は、30代に入るまでそこまで高くない
  • 第二新卒のキャリアを利用できる
  • 30・40代での転職は難しくなる
  • 何よりも身体が資本である

では、詳しく解説していきます。

1-1.就活時代のイメージと入行後の銀行員では、大きくギャップがある

銀行の総合職に入行する方は、安定&高年収&何となくを理由に入る人が多いので。

色んな意味で、僕自身も入行後のカルチャーショックは大きかったです…耐えていたら慣れましたが…

そうなんですよね。結構イメージしていた銀行員像とギャップがあって…。

僕もそうでしたが、明確にやりたいことも無く入行した人が、支店内の重い空気を感じると、この若手時代の薄給で働きたいとは思わないのが普通です。

どうしても、就活時代と入行後のギャップは、大きくなりますから。

【営業を辞めたい!】が甘えではない理由と本当に大切な事でもまとめていますが、銀行での営業が全てではありません。

1-2.銀行の仕事が忙しくなる前の方が、転職活動に集中しやすい

2年目以降に本格的な業務が始まると、転職活動をするのが難しくなるからです。

銀行員の2~3年目は慣れてない分、業務に勉強に大変です。

僕も2~3年目は一番大変だったので、体力&メンタル的に転職活動は絶対に出来なかったですね。

1年目は研修(残業ほぼ無し)+勉強なので、勉強時間を少し削れば、土日を利用すれば、非常に転職活動はしやすいです。

これからどんどん負荷が掛かっていく様は、元みずほ銀行員が感じた銀行にしかないつらいこと・大変なこと6つでまとめています。

1-3.「石の上にも3年」に拘る必要は無い

よく上司が言うとりあえず3年ぐらいは経験してとかいうのは、時代に即してないです。

なぜなら、上司の時代の3年と今の3年は性質が異なるので。

僕も、みずほ銀行時代に同じようなことを言われましたが、その言葉自体は無視していいです。

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法ベストセラー作家である北野唯我氏のインタビューで、

実は日本は「そもそもどの産業を選ぶのか」によって一人当たりの生産性が約20倍も違います。つまり「どこを選ぶのか」によって明らかにあなたの市場での価値、より直接的に言えば給与の額は強く影響を受けるわけです。石の上に何年いようが、この20倍もの差を覆すのは至難の業です。

キャリア論で「年数」だけを理由に、できないと説明する人は、全部無視すべき。そんな年数に関係なく、あなたが輝ける場所は他にもあるかもしれない、と。

出典:DIAMOND ONLINE「「石の上にも3年」と言ってくる人を、全員無視すべき理由」

僕も同意です。僕自身もこの方のこのまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法を読んで転職活動をスタートさせました。

僕のリアル転職活動は、【銀行員の転職活動記】年収1000万でも辞めました!で書いているので、参考までにどうぞ。

1-4.銀行員の年収は、30代に入るまでそこまで高くない

銀行員は最初の5年ぐらいは、業務の割に薄給です。

なぜなら、銀行側もそこまでに辞めたい人間を振り落としたいから。

みずほ銀行でも、総合的の年収が1,000万円になるのは30代に入ってからです。

強烈に辞めたいと思っているのであれば、生産性が低いので早いに越したことは無いです。

さらに、運の悪いことに業界全体でアウェーな流れがあり、衰退産業とも言えるので、「銀行は今後どうなる?見通しは暗いです…」でも書いていますが、給料UPは絶望的です。

1-5.第二新卒のキャリアを利用できる

短期間であっても社会人経験を少しでも踏んでいれば、新卒よりは重宝されます。

第二新卒(学校を卒業後3年以内)に手厚い世の中であることと、企業に染まりすぎていないので。

マイナビ転職の調査では、8割以上の企業が第二新卒の採用に積極的とのことです。

2019年に行った別の調査では、「2030年までの間で採用・人事施策に関して予想される変化」について聞いたところ、半数を超える企業が「新卒(第二新卒含む)採用を中心とした若手人材の確保」の「重要性が高まる」と回答しています。

事実、マイナビ転職に掲載されている全求人のうち、約84%が「第二新卒歓迎」としています。大手企業から地域密着型の中小企業まで、全国的に業種や職種を問わず募集が相次いでいる状況です。

出典:マイナビ転職「【2020年更新】第二新卒とは? いつまで? 「転職しやすい」は本当か?」

1-6.30・40代での転職は難しくなる

別の業界に転職するなら、30・40代よりも何でもできる20代の方が楽です。

なぜなら、30代にもなると、家庭・体力・頭的にも転職に踏み切りにくくなるし、企業の目線もかなり上がるから。

僕も30代になってから転職をして、結構苦労をしてますし。僕自身が証明できます…(笑)

企業は30代転職者に対して、これまで築き上げてきたものを期待しています。

しかし、転職を希望する側が、企業が求める「30代の社員像やスキル」を把握せずに転職活動を行っていると、転職を成功させるのは難しいでしょう。

出典:CREATIVE VILLAGE「30代転職に資格は必要?30代に求められるスキルと転職成功のポイント5選」

当然ながら、20代よりも30代、40代の方が求められるハードルは上がっていきますね。

将来性のある銀行員と将来性の無い銀行員の特徴にもまとめている将来性の無い銀行員になると、外ではやっていけませんね。

1-6-1.2020年7月の転職エージェントとの会話…

僕自身はコロナが流行る前にフリーランスになることを決意し、2020年4月末で前職を退社しました。

情報収集なども兼ねてdoda(デューダ)の転職エージェントと会話をしました。

事前にこのようなメールを頂き、

僕からはこのような質問をしました。

  • 現在の転職市場について
  • 30代で完全な異業種・別職種(webマーケティングなど)への転職について

ざっくりとこの2点で、doda(デューダ)の転職エージェントからはこのような回答でした。

  • コロナ禍において採用は確かに厳しくなっているのは事実だが、コロナ禍で伸びている企業はあり、採用も積極的
  • webマーケティングの需要はあるが、全くの初心者では27、28歳が限界
  • もしどうしても30代で異業種・別職種であれば、自分自身で企業の問い合わせフォームなどから応募した方が賢明

doda(デューダ)の転職エージェントは、若そうな女性担当者ではありましたが、真摯な対応で非常に好感の持てる方でした。

ただ、一方で30代・異業種・別職種というのは、非常に厳しいという現実も分かり、自分自身は当面フリーで活動し、実力をつけようと考えました。

また、1年目で辞めないにしても、最初の数年は銀行の給料は高くないし、辞めるのであればもう数年早く辞めておけば良かったと個人的には思いました…。

1-7.何よりも身体が資本である

無理をして身体を壊したり、うつ病になっても意味がありません。

僕の同僚で鬱になり、会社を休んで1年後に原因は不明ですが、20代で亡くなった方もいました。

執行役員手前まで出世した僕の上司は、若手時代にストレスでとある臓器がおかしくなり、一部取り除いたということを美談のように語ってました…

あまりかっこよくはないですね…

辛いことから逃げまくるのは良くないですが、耐えすぎるのも問題ですし、身体があってこそです。

同僚でも沢山のうつ病・うつ病寸前の方を見てきて思いますが、うつ病になってまでなぜ銀行員の地位を守るの?【身体が資本です】でも触れている通り、体が資本ですからね。

2.銀行員1年目で転職する時の5つのステップ

【銀行員1年目で辞めたい⁈】全く問題ない7つの理由

銀行に入行後、1年目で辞めるのは良いですが、このステップで進めた方が良いと思います。

  • まずは、転職エージェントに相談して情報収集をする
  • 就活時代の自己分析を修正し、より詳細な分析をする
  • 自己分析に基づき、自分にとっての優先順位を明確にする
  • 転職エージェントだけでなく、複数の社会人に相談をする
  • 親に納得のいく説明をする

では、詳しく解説していきます。

2-1.まずは、転職エージェントに相談して情報収集をする

まずは、自分の経験がどのような業界・職種で活かすことが出来るのか、転職のプロである転職エージェントに聞いてみるぐらいの感覚が大事です。

なぜなら、世の中にある求人情報は、8割以上が非公開求人であるからです。

転職エージェントに相談したら必ず転職をしなければいけないわけでもないですし、まずはその業界のプロに情報収集の感覚で相談してみます。

実際に僕が利用して良かったエージェントで20代におすすめのエージェントはこちら。

2-2.就活時代の自己分析を修正し、より詳細な分析をする

攻めの転職活動のためには、必須の作業ですし、就活時代よりも詳細な分析が必要です。

なぜなら、また同じ過ちを繰り返さないため。

僕も少し流されやすい人間なので、企業の素晴らしい話を聞くと、その企業に入るための自己分析をして、転職活動の自分の軸を曲げてしまうことがありました。

しっかりと自己分析をしないと、また同じ過ちを繰り返します…

2-3.自己分析に基づいて優先順位を明確にする

就職活動中も同様ですが、色んな会社を見ていくことで、自分の軸が少しずつぶれることがあります。

なぜなら、どの企業も自分の企業のことを良く見せてくるから。

  • 転職に失敗する人:企業の情報→自分分析(企業のペースにはまりやすい)
  • 転職に成功する人:自己分析→企業の情報→面接を通過するために自己PRを改良

確かに、自分の軸から優先順位を明確にする必要がありますね。

銀行員が転職する時の自己PRのポイントと進め方

【実例で紹介】銀行員から転職した時の自己PRはこう考えました

2-4.転職エージェントだけでなく、複数の社会人に相談をする

転職エージェントには相談した方が良いですが、複数の社会人にも相談した方がいいです。

なぜなら、1年目は経験も浅いし、フラットな目線で第三者の意見をしっかりと参考にした方が有益だから。

僕も自分よりも社会人経験のある人に、相談をして非常に参考になりました。

どんな人がいいですか⁈

一番は自分がこうなりたいなと思っている身近な先輩ですね。難しければ、活躍している先輩とかですね。

他には、転職会議などの転職エージェントが紹介してくれる企業の口コミを見ながら、転職エージェントにより口コミの内容を確認しました。

>> 転職会議とは⁈大・中・小企業を経験した僕が登録して口コミを検証

2-5.親に納得のいく説明をする

親に1年目で銀行員を辞めたいといえば、大抵の親は反対するでしょう。

なぜなら、親の世代は、銀行員という職に非常に良い印象をもっているから。

僕が銀行を辞めるのを伝えた時は、転職先が決まってからだったので、止められなかったですが、出来れば先に説明した方が賢明です。

先に話をしたら、絶対に猛反対されますけど

一番のお理想は、自己分析に基づく軸をぶらさずに、ありたい姿を説明することです。親は心配なだけなので、大丈夫だよと言う姿を見せるのが大事です。

3.実際に利用した転職サイト・転職エージェント

10以上の転職サイトや転職エージェントを利用した中で、厳選したものをここに記載しておきますので、とりあえず一歩でも前に進めたい方はこちらをどうぞ。

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4.【まとめ】銀行員1年目でも辞めたいなら辞めるべき!

【銀行員1年目で辞めたい⁈】全く問題ない7つの理由

今回の記事をまとめるとこのような感じです。

  • 銀行員1年目でも、第二新卒の需要は大きいし、30・40代よりも転職はしやすいので、時間のあるうちに、転職活動をする方が楽
  • 30代まで年収は高くないので、とりあえず残りたいぐらいの気持ちであれば5年後も変わらなく非効率
  • 1年目で転職する時には、転職エージェントだけではなく、複数の社会人経験豊富な人に相談した方が良い
  • 1年目の転職に親は反対するだろうから、しっかりとした自己・会社分析をした上で、親に説明をする

粘ることも大切ですが、見切りをつけるのも大事です。

1年目であれば、何度でもやり直せるし、逃げではなく攻めの動きをしていきましょう。

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2023年2月からサトルライフ再始動!ということでブログだけではなく、YouTubeも始めました。銀行員生活にモヤモヤしている方、銀行での試験勉強から一息つきたい方、銀行から転職したい方向けに、好きなことをたまに話しています。