銀行員生活が辛い。
メガバンクを辞めたら、年収も下がるしなあ。
メガバンクから転職したら後悔するよなあ。
こんにちは、月間2万人が閲覧する『サトルライフ』を運営しているサトルです。2度の転職活動で10社以上の転職エージェントからのサポートを受けてきた経験を基に、そんなお悩みや疑問にお答えしていきます!
僕自身は、みずほFG(中堅中小・大企業・ファンド営業)→M&A仲介→資産運用系ベンチャー→Web制作・Webメディア構築の個人事業主といった決してマネしないであろう道を進んでいます。
本音ベースで僕は後悔はしていないし、肌感覚では後悔してない人の方が多いのではと思います。
では、後悔する人と後悔しない人の違いはというと、それは本人のやる気次第です。
やる気がある人は、転職したり、フリーになっても数年後には銀行員時代よりも稼ぐし、稼がないにしても人生を楽しんでいる人が多いし。
それでは、こんな内容をまとめていきます。
- メガバンクから転職した時に後悔する理由
- メガバンクから転職した時に後悔しないための行動
- メガバンクから転職したいけど、いまいち振り切れない方
この記事を読むことで、一歩前に踏み出しやすくなるはずです。
メガバンクから転職した時に後悔する5つの理由

メガバンクから転職をするときに後悔する理由は、これから挙げる5つです。
- メガバンクから転職して年収が下がる
- メガバンクから転職して福利厚生が悪くなる
- 取引先の反応に差が出る
- 個人の社会的信用力に差が出る
- 両親世代やメガバンクの同僚からはもったいないという目で見られる
正直、この5つはある程度仕方ありません。なぜなら、メガバンクに在籍しているステータス、年収は想像以上に大きいので。これは事実です。
それでは、リアルを見ていきましょう。
メガバンクから転職して年収が下がる
ダントツ一番はこの理由です。
転職する年齢にもよるけど、20代後半であれば銀行員時代と比べるとほぼ間違いなく給料は下がります。
メガバンクから異業種に転職すると最初の年はこんな感じの年収になるので。
年収(万円) | メガバンク | 外資系コンサル | M&A仲介 | ベンチャー | メーカー |
20代後半 | 600~900 | 500~700 | (500~700)+α | 500~800 | 500~700 |
30代前半 | 900~1,100 | 500~800 | (700~900)+α | 500~900 | 600~800 |
ざっくりというとこんな感じですね。企画部署の経験や英語が話せたりすると多少変わりますが。
異業種であればほぼ確実に最低でも2百万円ぐらいは下がりますよね…。
この一時的にでも下がることがネックで、転職活動を始めるのをためらう人が続出します。
ほぼ大半がその理由です。
ただ一方で、【元みずほ銀行員が語る】三井住友銀行でも年収が上がりにくい理由でもまとめていますが、メガバンクも厳しい事情は浮き彫りになってきていますが…
余談ですが…
最近も、出世コースをいく同期(企画部門経験済み)が会社の上司にやられて鬱になり、休職していて休職中にこんな話をしていました。
外資系コンサル中心に転職活動していて、1つ最終まで行ったけど、年収700万円て言われたから断ったわ。異業種だと年収を一時的に落とさない限り厳しいから、転職活動は一旦休止して、あの上司の下に戻るわ。
みずほ銀行同期の話
やはり、そんなに甘くは無いです。
さらに最近、この同期はうつ状態で病院に通院しながらも企画部署で裁量労働(残業時間:無制限)の判子を押さざるを得なかったとのことです、、毎日23時まで仕事をしています。
うつ病になってまでなぜ銀行員の地位を守るの?【身体が資本です】でもまとめていますが、うつ病になると再発しやすいし、人生があまりに楽しくないし、生きた心地がしないので、多少のお金のために人生を棒に振っているようなものです。
うつ病の方で、すぐに職場を変更できないぐらいなら、早めに辞めるか休職する方が良いです。
本当に。
メガバンクから転職して福利厚生が悪くなる
メガバンクから転職をすると、いかに今まで福利厚生で恵まれていたかを実感します。
銀行・年齢・役職等にもよって差はありますが、どのメガバンクにも基本的には賃貸に住めば毎月4~8万円の家賃補助があり、一食200、300円で結構な量を食べられる食堂があります。
友人に聞いてもトヨタでもそこまでの家賃補助は無いですし、勢いのあるスタートアップでも無いです。毎月2~3万円ぐらいが良い具合です。
余談ですが、みずほ銀行は家賃補助が手厚く、長い目で見ると他メガと比較しても恐らく1番ですし…
というわけで、福利厚生についても転職すると、いかに恵まれていたかを実感します。
ここは超優良企業に転職しても、恐らくメガバンクと同等かそれ以下でしょう。
取引先の反応に差が出る
メガバンク時代と転職先での取引先の反応は大きく異なります。
なぜなら、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の名前を知らない人は日本にはほぼいないので。
転職をすると、メガバンク時代と比較して取引先を訪問した時の名刺の力の違いに驚きます。
まあ、要は名刺の力に甘えていたわけですね…。
転職してしまうと会社の看板がほぼ確実に落ちるため、メガバンク時代のように高確率で面談してくれたり、とりあえず真剣な表情で話を聞いてくれたりという機会は減ります。
メガバンクという看板は、非常に大きいです。
個人の社会的信用力に差が出る
街中で何か契約の審査をする際に、メガバンクに勤めていれば即効でスルーですが、あまり有名でない会社に勤めていると一旦確認に入るという現実です。
前述でもお伝えした通り、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の名前を知らない人は日本でほぼいないけど、他の企業はそうはいかないので。
僕自身、転職後の賃貸の契約は時間がメガバンク時代よりも時間が掛かりましたし…。
メガバンクに勤めているということが、個人の社会的信用力を挙げていることに気づかされます。
余談ですが…
メガバンクと大家で借上げの賃貸契約をしている場合、当然契約変更をするので、礼金も再度払ったり、敷金の自分での立替など負担がそれなりにあります…。
両親世代やメガバンクの同僚からはもったいないという目で見られる
これも地味に2番目ぐらいに大きい理由かもです。
最近は批判の多いメガバンクの銀行員も、まだまだ世間からは勝ち組、エリート集団と思われていることが多いので。
僕も、両親世代の親戚に会う時には、少し面倒なカラミはありました。
なので、両親世代やメガバンクの同僚から引け目を感じることは事実ありました。
ここまでメガバンクから転職する時の後悔を5つまとめてきました。
正直、年収・福利厚生面が一番大きく、後は慣れですね。
メガバンクから転職して後悔しないための行動

前述の通り、メガバンクからの転職は後悔しない人の方が多いという印象です。
あまり何度もいうと負け惜しみに聞こえるかもですが、僕自身メガバンクから転職し、現在はフリーランスとなりましたが、総合的には後悔はしていません。確かに在籍しているだけで高給取りなのは惜しいですが。
ふーん。本当ですか?
銀行時代よりも数倍前向きに仕事を出来ているからですかね。
でも年収は低いですよね。
そうですね。フリーランスになって約1年が経過して、現状は半分以下になりましたが、3年以内には同期よりも年収も充実度合いも勝っているように行動しています。なので、後悔はしていません。
それでは、メガバンクから転職した時に後悔しないための行動を、前述に取り上げた後悔する5つの理由に反論する形でまとめていきます。
メガバンクから転職して後悔する5つの理由に反論をすると…
前述で取り上げた5つについて解説すると、
- 一番の理由は転職して年収が下がること→銀行員時代よりも稼ぐ人がいる
- 福利厚生が悪くなる→他で稼げばよい
- 取引先の反応に差が出る→すぐに慣れる
- 個人の社会的信用力に差が出る→すぐ慣れるし、稼げば怖くない
- 両親世代の人たちやメガバンクの同僚からもったいないという目で見られる→すぐに慣れるし、稼げば羨望の眼差しに
年収が上がっている人の例を解説します。
- クニトミさん(@kunitomi1222):Webマーケの会社に転職し、ブログを運営し、2年で月収400~500万円程度
- きたしょーさん(@KitamuraShohei):銀行退職後1年で、Web系エンジニアで月収100万超
このように、銀行を離れても年収を増加させている人が現実にいるという一例です。
また、スタートアップ企業で一時的に年収は下がるものの、数年後にメガバンク時代よりも稼ぐ人も元メガバンク銀行員の頭脳と根性があれば、転職をしたり独立をして花開く可能性は大いにあります。
なので、【メガバンクを辞めたい?】みずほ銀行を辞めて良かった30のことにも書いていますが、辞めたいと思うのであれば辞めるべきだと本気で思っています。
踏み出しにくい人は副業をして自分の可能性を見出す
いまや副業が当たり前の時代です。
人それぞれ立場があって、20代でもすでに子供が2人といたり、嫁ブロックを受けたりあると思うので、副業で少し稼ぐ別の道で稼ぐ流れがつかめれば、自分も周囲も安心できるので。
うちの銀行は副業解禁されていなんですが、とか、副業の許可もらうの面倒なのですが、とかくだらないことを言う方は、ブログくらいがおすすめです。理由は次の5つ。
- Web/セールスライティングのスキルは想像以上に価値が高い
- Webマーケティングは今後商品を売るには必須のスキル
- どこでも気軽に始められる
- 1万円ぐらいで始められる
- 今まで知らない世界に触れることで、多角的に見ることが出来る
どうしても銀行の許可がとか気になる人は、どうせすぐにはお金にならないので、ブログから始めるのが最適です。

銀行員がブログを始めるべき理由と簡単に始める方法を解説
他の副業が気になる方については、銀行員にも副業は必要!【始めやすい副業を4つまとめてみた】をまとめています。
一番後悔しにくい・失敗しにくい流れとしては、
- 何かしら副業をスタートさせる(いくつかトライする)
- 自分に合う分野を副業で見つける
- その分野に注力するために、その分野の会社に転職する
僕はこの流れでは無かったですが、色々と経験をしてきた中で、皆さんにはお伝えしています。もし、メガバンクに戻れるのではあれば、間違いなくこの流れで今なら進めています。

銀行員にも副業は必要!【始めやすい副業を4つまとめてみた】
しっかりと整理して転職をする
副業は、、という方にはこちらのステップでの転職活動をおすすめします。
銀行員を辞めたい!辞めて後悔しないための4ステップで詳しくまとめていますが、
- 銀行を辞めたらどうなるのか
- 転職活動をどう始めたらよいのか
- どのような転職先を選べばよいのか
- 具体的にどのような面接対策を練ればよいのか
をしっかりと整理して、転職活動に臨んでいくことですね。
【まとめ】メガバンクから転職して後悔しないための行動を!

この記事の内容をまとめるとこのような感じです。
メガバンクから転職した時に後悔する5つの理由は、
- メガバンクから転職して年収が下がる
- メガバンクから転職して福利厚生が悪くなる
- 取引先の反応に差が出る
- 個人の社会的信用力に差が出る
- 両親世代やメガバンクの同僚からはもったいないという目で見られる
です。年収・福利厚生面が一番大きいです。
では、後悔しないためには、副業を考える→しっかりと下調べをして転職活動をするに尽きます。
極論、後悔したとしてもいいと思います。あとで取り返せば。行動次第かなと感じます。まずは今日から一歩行動してみるべきです。
2023年2月からサトルライフ再始動!ということでブログだけではなく、YouTubeも始めました。銀行員生活にモヤモヤしている方、銀行での試験勉強から一息つきたい方、銀行から転職したい方向けに、好きなことをたまに話しています。