銀行を考えているが、転勤がネック。
時期は?頻度は?
そもそも異動はなんで多いの?
転勤が無くなるという話もあるけど?
こんにちは、月間2万人が閲覧する『サトルライフ』を運営しているサトルです。そんなお悩みや疑問にお答えしますので、是非ゆっくりと見ていってください。
僕自身は、みずほFG(中堅中小・大企業・ファンド営業)→M&A仲介→資産運用系ベンチャー→Web制作・Webメディア構築の個人事業主といった決してマネしないであろう道を進んでいます。
ここでは、こんな内容をまとめていきます。
- 銀行員の転勤・異動の時期、頻度
- 転勤・異動が多い人はどうなのか?
- 内示を受けるのは直前なの?
- 転勤・異動がなくなるというは話もあるが?
- 銀行員の転勤・異動がそもそも多い理由
- 銀行員と結婚をする人の異動時の心構え
僕は2度の転勤を経験し、2度目の異動先では、異動1年目に最初から関わった大型契約で行内表彰を取ることができました。
自分自身の経験、周りにいる銀行員仲間の話、ニュースを基にリアルな情報を中心にお答えします。
- 銀行志望の方
- 少しでも銀行員に興味のある方
この記事を読むことで、銀行の異動・転勤のあれやこれやがクリアになるはずです。
1.銀行の転勤・異動の時期は?頻度は?【元銀行員が全部答えます】

銀行員は3~5年での頻度で人事異動の辞令を受けます。
20年ぐらい前はもっと頻度が多かったらしいですが、最近は頻度を下げて、その部署でより密に仕事をするケースが増えています。
そして、時期はこんな感じが多いです。
銀行にもよるが、メガバンクは人数も多いため小さいのも合わせるとほぼ毎月人事異動の内示があります。
時期と規模はこんな感じです。
- 大異動:4月と10月
- 中異動:7月と12月
- 小移動:それ以外
元みずほ銀行員が感じた銀行にしかないつらいこと・大変なこと6つにも書いていますが、普段の飲み会は部署の先輩・上司次第ですが、異動時の飲み会は滅茶苦茶多いです。

元みずほ銀行員が感じた銀行にしかないつらいこと・大変なこと6つ
それでは、それ以外のみなさんの疑問にお答えしていきます。
- 転勤の内示を受けるのは直前なの?
- そもそも銀行員の転勤が多い理由は?
- 銀行による違いは?
- 異動時の引継ぎ・挨拶期間は?
- 異動先によって出世とは関係あるの?
- 転勤・異動がなくなるという話もあるが?
- 異動の頻度が高い人はどうなの?
などなどをまとめていきます。
1-1.転勤の内示を受けるのは直前なの?
転勤の内示を受けるのは直前です。
場合によっては、内示を受けないケースもあり、当日言われることもあります。
海外転勤や課長以上の役職の方は早く言われることが多いです。
大抵月曜日が辞令の日ですが、その前の週の水~金が一般的です。
ただ、支店長や部長の気分次第ですし、直前で転勤がなくなることもあるので、当日まで言わない支店長や部長もいます。
1-1-1.余談ですが、、
銀行にもよりますが、人事部から部店長に担当者Aの異動の話があった時に、担当者Aの異動を2度までは止めることが出来るという話を聞いたことがあります。
理由としては、まだ異動させたくない、その部署には異動させたくない、まだ異動させられるレベルまで育っていないなどなどがあるようです。
人事異動は、1人の異動ではなく、玉突き的なイメージなので、1人の異動がなくなることで、それに続いて転勤する予定だった方の異動がなくなるわけですね。
1-2.銀行員の転勤が多い理由
顧客との不正防止の観点です。
なぜなら、長い期間一定の場所にいると、地域・顧客とのつながりが強くなりすぎるからです。
僕自身も大体3~4年で異動を経験しましたし、同期で早い人は2年ずつ転勤していました。
銀行は、どの企業よりも「信用商売」なので、不正を起こさせたくないのです。
1-4.銀行による違いは?
銀行によって、少し特色があり、こんな特徴があります。
- 三菱UFJ:出身地関係なく、全国転勤あり
- 三井住友:関東の人間は関東が中心、関西の人間は関西が中心、他の人間は全国
- みずほ:男性は全国、関東の女性は関東、関西・地方の女性は関東か関西
- 地銀:地元が中心で、一部の人間が大都市(東京・大阪)に異動
あくまで僕自身の経験や他メガの人、地銀の方から話を聞いていますが、各銀行によっても特色があります。
以前と比べると、メガバンクでも全国転勤が見直されつつあるので、【就職面接用】メガバンクとは?歴史~2020年のデータまで徹底比較でも書いていますが、働きやすい組織になってきています。
また、みなさんが気になるメガバンクの年収については、「メガバンクの銀行員の年収は?”今は”高い」をどうぞ。

メガバンクの銀行員の年収は?”今は”高い
1-4.異動時の引継ぎ・挨拶期間は?
引継ぎ・挨拶期間が、国内であれば新旧の部署で2週間です。
なぜなら、顧客と不正をしていた場合にバタバタの2週間の引き継ぎ期間では不正を隠し通すことができないと考えているから。
けん制機能がはたらくと考えているのです。
結果として、2週間で新旧の部署の引継ぎ・お客様への挨拶をするのですが、そこまで銀行員も手と頭が回らないので、引き継ぎ後1カ月ぐらいは前の担当者と連絡を取り合っているのが実情です…。
また、海外転勤の場合には物理的な移動距離もあるので、もう少し長くとられていますし、役職が上がって支店長クラスになると1ヶ月弱掛けるのが一般的です。
1-5.異動先によって出世とは関係あるの?
異動先によって、大いに関係あります。
なぜなら、異動する支店長・部長によって行内での権力が異なるからです。
一つの事例を出すと、人事部畑である程度上までのぼった方が支店長や部長になったケースなどは、そこの部署は強いですね。
また、下記のように異動先を歩んでいる人は、基本的に出世しやすいルートを歩んでいます。
- 本店:人事部・秘書室・企画系・営業部・市場業務関連・投資銀行系・調査系
- 本店以外:労働組合・役員店舗・主要都市の大規模支店・海外支店・官公庁への出向
また、東大や京大出身者は、2か所目に官公庁に出向したり、本店に異動したりするケースが多いです。
元から地頭が違うので、ルートが違うということです。
出世ルートについては、メガバンク銀行員の出世コースとは⁈【出世する3つの方法も解説】で詳しくまとめています。

メガバンク銀行員の出世コースとは⁈【出世する3つの方法も解説】
逆に左遷コースについては「左遷される銀行員の5つの特徴【集団左遷のリアルな実態も記載】」でまとめています。

左遷される銀行員の5つの特徴【集団左遷のリアルな実態も記載】
1-6.転勤・異動がなくなるという話もあるが?
2019年8月に、金融庁から不正や癒着防止のための定期的人事異動を撤廃するよう監督指針が見直されたため、今後定期異動が変わる可能性があります。
また、多様な働き方が広がっている中で地域限定社員も増加しますし、銀行の収益環境が厳しい中で地域間の異動コスト削減という観点もあります。
1人異動させるだけでも、家族がいれば100万円ぐらいのコストがかかるし、仮に年間で1万人が異動すれば、それだけで100億円ですから大きすぎます。
また、転勤や異動以外の銀行・銀行員の今後が気になる方は、銀行は今後どうなる?見通しは暗いです…をどうぞ。

銀行は今後どうなる?見通しは暗いです…
1-7.異動の頻度が高い人はどうなの?
異動の頻度が高い人も一長一短です。
良い人もいれば悪い人もいますが、感覚的には悪い人の方が多いと感じます。
なぜなら、部室店長はある程度担当者を留保することが出来るので、デキル人間は留保したいものだから。
なので、全体的に2年~3年の頻度で異動をしている人は、悪い人が多いです。
先程あげた部署に異動している方は良いですが、そうでない方はたらい回し状態と言えるでしょう。
いわゆる将来のある銀行員かどうかは、「将来性のある銀行員と将来性の無い銀行員の特徴」でまとめています。

将来性のある銀行員と将来性の無い銀行員の特徴
2.銀行員の転勤・異動のメリット・デメリット

個人的には、異動時のメリットの方が大きかった気がします。
ただ、家庭を持ち始めると不便なことが増えますので、独身または子供がある程度大きくなった後は異動はありだなと感じます。
それでは、異動によるメリット・デメリットを簡単にまとめていきます。
2-1.異動のメリット
僕が関東から関西に異動して感じたメリットはこんな感じです。
- 祝い金がもらえる
- 無料で今まで住んでいないところに住める
- 未開拓の地を散策しやすい
- 地方の場合は、大都市圏よりも物価が安い
- お客様が温かい人も多い
- 羽を伸ばせる
これは銀行にもよるかと思いますが、大抵異動のタイミングで数万円の祝い金が出るので、ありがたいです。
海外の場合は、数十万円~百万円程度出るところもあるようです。
また、旅行好きにはたまらないですね。個人的には、京都・奈良観光や大阪観光、中国・四国地方の観光も気軽に行けて、すごく良かったです。
自宅に小さい子供がいると、大変なことも多いので、ある程度離れられることで、羽を伸ばせるという考え方もあります。
2-2.異動のデメリット
私は、異動したタイミングでは子供がいなかったので、あくまで周りの人を参考にしていますが、こんな感じです。
- 子供が生まれた直後、自宅購入直後にも関係なく異動もある
- 子供がいる家庭では、単身→土日は自宅に戻る大変さ
- 自分が異動するときには毎日飲み会、周りの異動でもほぼ毎日飲み会
子供が幼稚園や小学校に入ると、なかなか家族で動きにくくなってきて、単身赴任も増えます。
その分、土日は実家に帰ってという生活をしている方もいて、結構お金が掛かっているようでした。
また、子供が生まれようが、家を買おうが、関係なく異動はあるので、大変です。
基本的には銀行員の残業は減少傾向にありますが、この時期だけはサービス残業のようなものが非常に長いです。

【元みずほ銀行員が答えます】銀行の残業時間ってどのくらい?
3.銀行員と結婚をする人の異動時の心構え

銀行員と結婚する方も大変なので、下記の4点は覚えておいておくといいかもしれません。
- 人事異動が頻繁なので、住宅の購入は慎重に
- 人事異動の辞令は直前
- 人事異動の辞令が直前のため、転居を伴う場合は大変
- 人事異動の際には、ほぼ平日は毎日飲み会
それでは、詳しく解説します。
3-1.人事異動が頻繁なので、住宅の購入は慎重に
メガバンクに勤務している人や地銀で有望な人は、転居を伴う異動が頻繁にあるので、家族も大変です。
大抵、子供の小学校に入学後に住居を購入する人が多いが、住居を購入すると頑張らせるために異動させられやすいという噂もあるので、慎重な判断が必要です。
3-2.人事異動の辞令は直前
課長以上は少し前に言われることが多いですが、担当者は人事発令の前日ぐらいに、支店長から耳打ちされるのが一般的です。
なぜなら、下っ端は人事発令の直前まで消滅する可能性があるからです。
3-3.人事異動の辞令が直前のため、転居を伴う場合は大変
転居を伴う場合は、仮に社宅が嫌でも一旦社宅に入ることが一般的です。
なぜなら、引き継ぎ10日程度で物件を決定し、賃貸契約を締結することはほぼ不可能なので。
僕自身は実家を一旦活用して、社宅を利用せず乗り切ったのですが、社宅に一旦引っ越して、そこからすぐに自分で賃貸に引っ越す人が結構いました。
当然、自分で賃貸に引っ越す際の費用数十万は会社からはでませんので、気を付けて下さい。
3-4.人事異動の際には、ほぼ平日は毎日飲み会
異動があると、有難迷惑ですが、ほぼ毎日送別会を開いてくれるので、引っ越しの準備は当然家族任せになります。
さらに、異動先でも最初の週は歓迎会が続くので、荷ほどきも家族任せです。
ただ、銀行員は休みが少ないのか⁈【実は休みは多い方です】にも書いていますが、銀行員は意外と休みもしっかりと取れる方ではあるので、そこは安心してください。

銀行員は休みが少ないのか⁈【実は休みは多い方です】
4.【まとめ】銀行員に定期的な人事異動は付き物だけど、今後は少し変化あるかも

今回の記事をまとめるとこのような感じになります。
- 銀行員が異動が多いのは、不正防止の観点から
- 人事異動の引き継ぎは2週間と短い
- 今後は銀行員の人事異動も、コスト削減の観点から減るかも
- 銀行員と結婚する人も異動には振り回されるので注意が必要
人事異動でいろいろな意味で振り回されることは多いので、あらかじめ心の準備が必要です。
銀行が激務と言われる理由を元メガバンク銀行員が徹底解説に詳しく書いていますが、想像以上に激務ではあるので、心して掛かった方がいいです。
銀行への入行からのリアル体験談を漫画でイメージしたい方はこちらをどうぞ↓↓
2023年2月からサトルライフ再始動!ということでブログだけではなく、YouTubeも始めました。銀行員生活にモヤモヤしている方、銀行での試験勉強から一息つきたい方、銀行から転職したい方向けに、好きなことをたまに話しています。