銀行員の仕事はハードそうだなあ。
堅そうな組織だしストレスたまるのかなあ。
ストレスを発散したいけど、動く気になれない。
こんにちは、月間2万人が閲覧する『サトルライフ』を運営しているサトルです。そんなお悩みや疑問にお答えしますので、是非ゆっくりと見ていってください。
僕自身は、みずほFG(中堅中小・大企業・ファンド営業)→M&A仲介→資産運用系ベンチャー→Web制作・Webメディア構築の個人事業主といった決してマネしないであろう道を進んでいます。
ここでは、これらの内容を解説します。
- 銀行員がストレスフルな理由
- 今日から実践できるストレス解消法
自分自身の経験、周りにいる銀行員仲間の話からリアルな情報を中心にお答えします。
- 銀行への就職・転職を検討している方
- 銀行に少しでも関心のある方
- ストレスが溜まっている銀行員
この記事を読むことで、どれだけ銀行という組織がストレスフルな組織かイメージが付くと思います。また、今日から実践できるストレス解消法で、気持ちが楽になるはずです。
【銀行員の転職活動記Part1】転職を決意!
1.銀行員がストレスフルな8つの理由
このストレスを抱えている根源にはが、高収入(銀行員の年収のリアル)があります。
なぜなら、これから挙げる理由があるにもかかわらず、高収入であるがゆえに守りたいと思うから。
人間守りに入るほど、自分を追いつめやすくなりますからね。自分はここでやるしかないんだって。まさに、僕の銀行員鬱時代2年・3年目の状態です…。
そして、細かい銀行員がストレスフルな理由を挙げるとこのような理由があります。
- ノルマが多い
- 異動・転勤が多い
- ルールが厳しく、事務処理が細かすぎる
- 金融庁・行内の監査対応が大変である
- 販売する商品に自信を持てない
- 不要な資格取得を推奨してくる
- 飲み会・ゴルフの付き合いが多い
- 部内・支店内の雰囲気は、部支店長や課長次第である
このような理由があるので、詳しく解説します。
1-1.ノルマが多い
1ヵ月毎・四半期毎に、上司に詰められるのが現実です。
なぜなら、上場企業は、株主のためにある組織であり、株価を上げるために決算は増収増益が求められるから。
僕が在籍していた時も、特に中小企業の営業時代は毎年多種多様なノルマを沢山課せられ、ノルマの種類を覚えるだけでも大変でしたね。
証券会社ほどではないが、銀行のノルマも結構きついです。
銀行員のノルマが多い実態についてもまとめています。
銀行員はノルマがきついし種類も多い!ノルマ達成のための4ステップ
1-2.異動・転勤が多い
これについては、ストレスと感じる方もいますし、気分転換に丁度良いと感じる方もいます。
ただ、職場環境が完全に変わるので、自然とストレスにはなっているはずです。
この銀行員の異動事情、またその異動によってどのように出世に影響するのかもまとめています。
銀行員の転勤の実態と異動先で活躍するための3つのコツ
1-3.ルールが厳しく、事務処理が細かすぎる
金融庁の管轄の下、縛られているのでこの流れは仕方ないです。
- どこかの部署で何か大きなミスやクレームがある
- その度に再発防止策が生まれて、銀行内の新たなルールが追加される
- 新たなルールを覚えなければいけない
- 覚えないで、再度そのミスやクレームがあれば、戦犯扱いされる
銀行内で、何度も同じミスやクレームが起きると、日本●政グループ・●ルガ銀行・商●中金のようなことになりますし。
ある意味仕方ないですねこればっかりは。
これが銀行員が大変だと言われる理由であると感じます。
元みずほ銀行員が感じた銀行にしかないつらいこと・大変なこと6つ
1-4.金融庁・行内の監査対応が大変
年一回程度は金融庁や行内の監査があり、本部などから厳しい追及を受けます。
なぜなら、銀行が不正などをしていないかどうかチェックするため。
大事なことですが、普段の営業活動もしつつ、監査対応をしなければならず、正直大変でした。
銀行は信用商売だから、不正とかあったら商売どころではなくなりますからね。
そうですね。高い目標を掲げて、銀行員がなりふり構わず営業してしまったらまずいですから。
1-5.販売する商品に自信を持てない
時代錯誤の商品を長期間販売しなければいけない状況に陥ることが多々あります。
組織が大きく、商品の入れ替えも遅いので。
- ベンチャー・スタートアップ:社長の独断即決で、すぐに開発・商品入れ替えが行われる
- より柔軟な大企業:企画・マーケティング部署or役員主導で、社内稟議等を経て、すぐに現場に浸透させる
- よりお堅い銀行:企画部署、他部署との連携、役員との長~いキャッチボールを経て承認され、現場に降りてくるのにも時間が掛かる
最終的に営業の現場に降りてくるまでに、時代が変わり始めています。
銀行は組織も大きい上に、堅そうな組織ですもんね。
スタートアップ企業は、行動が早いだけに社会に順応できなければ、退場していく流れになります。
ただ、生き残るスタートアップは社会から求められているので、銀行もそのスタートアップとの勝負は一筋縄にはいきません。
1-6.不要な資格取得を推奨してくる
銀行業務検定を筆頭に不要な資格勉強の推奨をしてきます。
なぜなら、人事部が数万人の人事評価を付ける上で、資格取得の有無は判断材料にしやすいからです。
僕自身は勉強が嫌いではなかったので、資格も沢山取得し、結果的には良い感じで昇格もしていましたが、本来はもっと専門的な部分だけを鍛えていくべきです。
その中でも銀行業務検定は本当に不要だし、宅建は不動産の仲介で重要事項説明をしない限り不要です。
僕が銀行で資格を含めて無駄だと感じたのは年間約2,000時間です。
1-7.飲み会・ゴルフの付き合いが多い
人事異動が多いため、歓送迎会がほぼ毎月あるのと、やたらと頻繁にお疲れ会、決起会などがあります。
そこまで同じメンバーで飲み会で話すことないよと言うぐらいあります。
また、40代の上司が好きなゴルフの半強制が結構辛いです。ゴルフ営業が全てという時代はとっくに終わりました。
銀行員を辞めたらこのような呪縛(辞めてよかったこと)から逃れることができました。
1-8.部内・支店内の雰囲気は、部支店長や課長次第である
彼らの人柄でほぼ雰囲気が決まります。
なぜなら、支店や部は一つの中小企業のようなもので、部支店長は中小企業の社長、課長は中小企業の役員のような存在だから。
僕自身も暗黒支店の経験はありますし、同僚にはもっとやばい支店の話も聞きます。正直ここでは語れないレベルです。
上司の当たりはずれは完全な運です。
優秀であれば上司から詰められないということも無いです…。
優秀がゆえに上司から嫌われて、潰されて左遷されてしまった人も沢山見てきました。
銀行への入行からのリアル体験談を漫画でイメージしたい方はこちらをどうぞ↓↓
2.今日から実践できるストレス発散方法
一番は、銀行にしがみつく人生からの回避です。
なぜなら、他でも稼げる能力・行動力があれば、仮にストレスフルだったとしてもすぐに銀行を退職できるから。
急に稼ぐ方法・行動って言われても…
そんな方に、3段階でストレス解消法を解説します。
- 当面は銀行員として頑張る営業マン向け
- 銀行でのストレス度合いが軽い方向け
- 銀行でのストレス度合いが重めの方向け
それでは、解説していきます。
2-1.当面は銀行員として頑張る営業マン向け
ストレス要因がノルマ/予算へのプレッシャーなのに、マインドフルネス(瞑想)をいくらしてもちょっとしたストレス解消になるぐらいでしょう。
ですので、まずはストレスの要因が何なのか確認する必要があります。大抵営業マンが感じるストレスは、この6つに分類されます。
- 社内の人間関係
- お客様対応へ
- 業務量/残業時間の多さ
- ノルマ/予算のプレッシャー
- 自分への不甲斐無さ
- 自社商品やサービス
このどれに当てはまるのか、しっかりと踏まえた上で、ストレスを解消していく必要(解消方法の具体例)があります。
営業が辛い、もうしんどいと感じた時のストレス解消法
2-2.銀行でのストレス度合いが軽い方向け
この3点が効果的です。
- 適度な運動する(週一回以上)
- 必ず仕事後に何か一つ自分へのご褒美を与える
- 同じ職場以外の人との交流をする
特に3つ目の同じ職場以外の人の交流は効果的です。
なぜなら、気分転換&良い刺激になるから。
同じ職場で固まると、ただの上司の愚痴の言い合いになるので、良いストレス解消法とは言えません。
2-3.銀行でのストレス度合いが重めの方向け
すぐにでも辞めたいけど稼ぐ力が…という方だと思いますので、考え方の例もまとめています。
一つ言えることは、文系=営業しかないという考え方は捨てた方が良いということです。
銀行員時代は本気でそう思っていましたが、意外とそんなことはありません。踏み出して、あきらめなかった人間が銀行員を辞めてハッピーな生活を送っています。
うつ病になってまでなぜ銀行員の地位を守るの?【身体が資本です】
3.【まとめ】銀行員の業務はストレスフル!ストレス解消法を見つけよう。
今回の記事をまとめるこのような感じです。
- 銀行員がストレスフルになってしまう一番の理由は、高収入を手放しくないがために、自分の中で銀行員を辞められないと思ってしまうこと
- 銀行員のストレス発散方法で多いのは、適度な運動、自分へのご褒美、職場以外の人との交流など
- ただ、本当の意味でのストレスフルから抜け出すには、他でも稼ぐことができる力を付けること
銀行が嫌な人にとって銀行員で在り続けなければいけないというのが一番のストレスなので、他で稼ぐ方法を見つける事をおすすめします。
2023年2月からサトルライフ再始動!ということでブログだけではなく、YouTubeも始めました。銀行員生活にモヤモヤしている方、銀行での試験勉強から一息つきたい方、銀行から転職したい方向けに、好きなことをたまに話しています。