銀行はパワハラが多いのかな。
銀行は年収も高いし、パワハラが凄そう。
他の企業と比較しても、パワハラは多いのかな。
パワハラを受けないためにはどうしたらいいかな。
こんにちは、月間2万人が閲覧する『サトルライフ』を運営しているサトルです。そんなお悩みや疑問にお答えしますので、是非ゆっくりと見ていってください。
僕自身は、みずほFG(中堅中小・大企業・ファンド営業)→M&A仲介→資産運用系ベンチャー→Web制作・Webメディア構築の個人事業主といった決してマネしないであろう道を進んでいます。
ここでは、これらの内容を解説します。
- 銀行員のパワハラはまだまだ多い!事例と共にご紹介
- 銀行員以外のパワハラはどうか
- 銀行員のパワハラ対策4選【事例も交えてご紹介】
入行時は銀行の仕事に馴染めず、1年半ほどは上司から厳しいパワハラを受けていました…。何とか耐えきって、関係も改善して頼られる存在になりました。
- 銀行への就職・転職を検討している方
- 銀行に少しでも関心のある方
- 銀行でパワハラまがいのことを受けている方
この記事を読むことで、銀行のリアルなパワハラの実態、パワハラを受けないためにどうすべきかがイメージできるはずです。
1.銀行員のパワハラはまだまだ多い!事例と共にご紹介
下記のような点で、解説していきます。
- 銀行員のパワハラはまだまだ多い
- 若い行員ほど上司からパワハラを受けやすい
- 広義の意味では社長でない限り、パワハラを受ける可能性がある
- 離職率を抑えるために、大分控えめになっている
それでは、実際にあったパワハラ事例と一緒にどうぞ。
1-1.銀行員のパワハラはまだまだ多い
ほぼ全ての部署で、今でもパワハラが横行していますね。
なぜなら、銀行は営利企業であり、体育会系の気質が強いので。
僕が所属していた部署、周辺の部署でパワハラが無い部署はまず無かったですね。
パワハラの捉え方にもよりますけどね。
そうですね。人によってはパワハラだと感じる人もいない人もいますからね。判断は難しいです。
なので、銀行員への転職・就職を考えている方は、他の会社と比較してもパワハラは多いと思って入社した方が良いですね。
その分、ストレスは感じやすいです。銀行員が抱えているストレスについては【元みずほ銀行員が語る】銀行員がストレスフルな理由と解消法でまとめています。
1-1-1.優秀とか優秀でないとか関係ないという事例
正直、上司次第です。
なぜなら、優秀で活躍していた出世コースの先輩・同期が次の部署で上司のパワハラで休職したり、転職する人を沢山みているので。
つい最近も、完全に出世コースにのっていた同期が、急に1ヶ月休職したと聞きました。真相は知りませんが、上司のパワハラで…。
上司と合うか合わないかですよね結局は。
当然優秀な人の方が、パワハラは受けにくいですが、一番の要因は上司と合うか合わないかです。
ちなみに、彼はうつ病で通院しているにもかかわらず、上司からは仕事が忙しくなってきたことを理由に半強制的に裁量労働にさせられ、残業が今でも毎月100時間近いらしいです。
元みずほ銀行員が感じた銀行にしかないつらいこと・大変なこと6つもまとめていますが、銀行で働き続けるのも簡単ではありません。
1-2.若い行員ほど上司からパワハラを受けやすい
特に若手が一番狙われやすいです。
なぜなら、理論武装が弱いのと年功序列文化が根強いから。
理詰めの意地悪な上司の標的になりやすく、僕も1店舗目の前半は反論できず、よく上司にやられていました…。
ありますよね。自分の方が常に優位に立ちたいという上司が。
そうですね。こっちも甘ちゃんなので仕方ないんですが、段々と仕事とは関係ないことでチクチク言われたりもして…。
今でも若手行員ほど、上司からのパワハラを受けやすい傾向はあります
また半分パワハラな様な、自分の上司ライン複数名への有給休暇前後/研修前後のあいさつなど無駄が沢山あることは、銀行が激務と言われる理由を元メガバンク銀行員が徹底解説でも紹介しています。
1-3.広義の意味では社長でない限り、パワハラを受ける可能性がある
最終的には、どのポジションでもその上にパワハラに近いことはされます。
なぜなら、社長・頭取以外は上に詰められるので。
- 平行員:課長にパワハラを受ける
- 課長:副支店・支店長からパワハラを受ける
- 副支店長:支店長からパワハラを受ける
- 支店長:エリア統括・執行役員からパワハラを受ける
- エリア統括:役員からパワハラを受ける
結局こういう構図です。
社長にならない限りは詰められ、パワハラを受けます(社長・頭取は世間から詰められますが…)。
どのポジションでも大変ということです…。
1-4.離職率を抑えるために、大分控えめになっている
“元みずほ銀行員”がメガバンクの離職率が高い5つの理由を解説でもまとめていますが、入行3年3割で、非常に割合は高いです。
なぜなら、退職が多いのを見越しての大量採用だからです。
ただ、最近はメガバンクも採用活動が厳しくなっており、採用の手伝いをしている人から聞くと、名門大学の学生は面接に来ないことが結構増えているみたいです。
就職人気ランキングでもメガバンクでも上位から落ちてますしね。
採用数の削減によって人気がダウンしていたメガバンクは、みずほフィナンシャルグループが前回の7位から15位にダウン、三菱UFJ銀行も12位から33位、三井住友銀行も30位から42位にそれぞれ順位を下げている。
出典:東洋経済ONLINE「就活生2.4万人が選んだ「就職人気ランキング」」
このような状況下が続いているので、支店の同期に話を聞いても、支店長席がパワハラを抑えめにしているようです。
せっかく頑張て採用側が集めたのに、すぐ辞められると支店長席が自分達の評価が下がるという面で、以前と比べるとパワハラは減っていると聞いています。
2.銀行員以外のパワハラ事情
銀行員以外でもパワハラはあります。
銀行よりもパワハラが横行しているのは一部の証券会社、一部の不動産会社、ゼネコンです。昔気質の体育会系の会社です。
営利目的である以上ある意味仕方ないのです。
銀行以外でも、何故パワハラが起きているのか解説します。
2-1.上場・非上場で比べると…
企業にもよりけりですが、上場・非上場でこのような違いがあります。
- 上場企業:株主のために株価を上げたい→増収増益が求められる→営業職には実績を、管理系には安定した事務を求める
- 非上場企業:オーナーが株主で利益を吸い上げたい&会社を守りたい→増収増益を求める→営業職には実績を、管理系には安定した事務を求める
最終着地は、同じなので、結果的に実績に厳しく・管理面で厳しくなるので、パワハラに直結します。
つまり、銀行員に限らずパワハラはあります。
ただ、3社経験して感じるのは銀行ほどパワハラが浸透している企業は少ないですね。
2-2.日本企業体質がそうさせる⁈
これは、年功序列型で給料が上がり、退職金をもらえるようなシステム自体に根源があるのです。
以前に外資系の方がこんなことを話していました。
- 外資はパワハラは悪なので、上司はパワハラが出来ない
- なので、パワハラではなく、使えない部下には辞めた方が良いということを遠回しに伝える
- 部下は立場が無くなるので、察して自主退職していく
一見日本の方が辛そうですが、外資も怖いです。
極端なことを言うと、パワハラ撲滅を願うなら、日本の企業は合わないか、相当なリサーチをして入社すべきということですね。
そうなりますね。
3.銀行員のパワハラ対策4選【事例も交えてご紹介】
実際に、僕の周りで行われた対策は下記の通りようなものです。
- 人事面談で通報する
- 部のメンバーで、集団でパワハラ上司の評価を下げる
- セクハラでホットラインを利用する
- 早めに転職をする
合わせて、営業職の方には営業マンが辛い・辞めたいと感じるパワハラの種類とその対処法もまとめています。
それでは、実際にパワハラに対抗した事例も交えて、ご覧ください。
3-1.人事面談で通報する
部の数人で結託して、パワハラ上司に対する同様の訴えをすれば、変わることもあります。
なぜなら、人事部も複数の行員から同様のパワハラを訴えられたら、取り合うしかないから。
1年以上に渡りとある上司が毎日2時間以上、部下4~5名に大声で罵声を浴びせ、他部署からはクレーム、終いには複数のスタッフから人事部へ通報がいく始末。
で、どうなんったんですか⁈
さすがに、その上司含め、部長、担当役員一気に異動させられるという異例の事態でした。
本当にひどい状態であれば、数人で人事に通報するのは有効です。
3-2.部のメンバーで、集団でパワハラ上司の評価を下げる
最近では上司から部下への評価だけでなく、相互評価もあるので、パワハラ上司の事実を記載するのです。
なぜなら、それが本来の評価だから。
基本的には上司に気を遣って嘘の評価をするものです。
大抵そうですね。後で報復食らっても嫌ですし。
これも数名で事実を書いてあげることが、大事です。嘘はダメですよ。
最近では、この相互評価で数人が事実に基づき上司に悪い評価を付けると、左遷されるという話も聞きます。
3-3.セクハラでホットラインを利用する
パワハラをするような上司は、セクハラをすることも結構多いため、その事実を人事に通報するのです。
なぜなら、セクハラが発覚すれば人事としても早急に対処しないと、報道沙汰になってしまう可能性があるから。
僕の所属していた部署でも、元支店長がパワハラ&セクハラ上司で、即効でグループ会社の部長に左遷されていました。嘘をつくのはNGです。
本当にセクハラ被害を訴えている人がいれば、訴えさせるのは部署内、銀行的にも良いことです。
3-4.早めに転職をする
最終どうしようもなければ、転職します。
なぜなら、星の数ほど会社(上場企業4,000社)はあるし、いくらでもやり直しは聞くので。
20代で早めに転職をして、ハッピーな生活を送っている人は沢山いますから(文系≠営業、転職≠逃げという事情について解説)。
転職も全然ありな選択肢なので、もし悩んでいる方がいれば、僕が実際に利用した転職サイトや転職エージェントをどうぞ。
doda:求人数トップクラス、転職者満足度No.1転職エージェント
JAC Recruitment:30代以上の銀行員なら利用すべき転職エージェント
ビズリーチ:年収600万円以上なら利用すべき転職サイト
4.【まとめ】銀行員のパワハラはまだまだ多い。転職も選択肢の一つ!
今回の記事をまとめるとこのような感じです。
- 銀行員のパワハラは日常茶飯事で、若手行員ほど狙われやすい
- 広義のパワハラは社長以外受ける可能性がある
- 銀行員以外も証券会社、不動産会社、ゼネコンを中心にパワハラは多い
- 日本の企業体質が年故序列型で、パワハラが発生しやすい
仮に、人事やホットラインに通報してもあまり変わらないようであれば、くやしいけど、若いうちの転職をおすすめします。
個人的には、そこまで銀行に固執することは無いと考えます。ただ、合わなかっただけなので。
ここで取り上げた事例以外にも、銀行の内部事情が分かる事例を本当にあった銀行員のあるある話で4コマでまとめているので、どうぞ。
銀行への入行からのリアル体験談を漫画でイメージしたい方はこちらをどうぞ↓↓
2023年2月からサトルライフ再始動!ということでブログだけではなく、YouTubeも始めました。銀行員生活にモヤモヤしている方、銀行での試験勉強から一息つきたい方、銀行から転職したい方向けに、好きなことをたまに話しています。