銀行を辞めたいなあ。
銀行で取得した資格で役に立つものはあるのかなあ。
こんにちは、月間2万人が閲覧する『サトルライフ』を運営しているサトルです。2度の転職活動で10社以上の転職エージェントからのサポートを受けてきた経験を基に、そんなお悩みや疑問にお答えしていきます!
僕自身は、みずほFG(中堅中小・大企業・ファンド営業)→M&A仲介→資産運用系ベンチャー→Web制作・Webメディア構築の個人事業主といった決してマネしないであろう道を進んでいます。
ここでは、これらの内容を解説していきます。
- 【業界毎に】銀行員の転職におすすめの資格
- 銀行員の転職におすすめの資格6選
銀行員時代に取得した資格は、
この中で、役に立った資格と言うと、FP1級・簿記2級・宅建ぐらいかと。
ただ、極論自己PRの仕方次第だと思いますし、自分は正直この資格を活かしているとは言い難いです。
なので、自分自身の経験、周りにいる銀行員仲間の話、転職エージェントからの話をベースにまとめていきます。
- 銀行から転職したいと考えている方
- 銀行からの転職を少しでも意識し始めた方
この記事を読むことで、同業以外は資格取得はほぼ関係が無いことが見えてくるはずなので、同業以外であれば、転職エージェントに直行で良いです。
doda:求人数トップクラス、転職者満足度No.1転職エージェント
JAC Recruitment:30代以上の銀行員なら利用すべき転職エージェント
ビズリーチ:年収600万円以上なら利用すべき転職サイト
【志望業界毎に解説】銀行員の転職におすすめの資格
最初に結論をお伝えすると、再度金融業界に転職したり、異業種のコンサル業界に転職する以外は取得した方がよい資格はほぼ無いです。
よくありがちな勘違いとして、資格取得=転職するための武器が増えたというもの。それは間違いなくないです。恥ずかしながら僕もそう思っていましたし。
結構思いますね。
正しくは、「転職する業界/職種に関連のある資格取得=転職するための武器が増えた」です。なので、極論それ以外にアピールポイントがあって、それを主軸にアピールするのであれば、資格は不要です。
確かにそうかもしれませんね。
努力ができるというちょっとしたアピール材料ぐらいです。何もないというのは、職務経歴書的にさみしいので、無いよりはあった方が良いですが、資格コレクターになる必要はありません。
では、あまり無駄に取得する必要はありませんね。
資格では無いですが、一番重要性が高いのは英語ですね。汎用性が高いです。恐らく皆さんが目指す企業は年収が高い企業だと思います。なので、下をご覧下さい。
- グローバル化を目指す大手企業
- グローバル化を目指すスタートアップ企業
- 外資系コンサルファーム
銀行員が目指す企業では、英語があった方が間違いなく良さそうです。僕も転職活動で、TOEICが800点ぐらいあればなあと、本気で思っていました。どうしても英語だけは点数が上がらなかったので、、
銀行員が保有していそうな資格を整理すると、
- 証券外務員
- 銀行業務検定(財務・税務・法務)
- 生保一般課程、生保専門変額課程、損害保険募集人資格
- 簿記
- FP
- TOEIC500~800点台
僕自身は、ほぼ取得していますが、M&A仲介・資産運用コンサルといった同業に近い業界に進んだので、FPや簿記などが役に立ちましたが、他の業界であれば努力ができるというアピールぐらいです。
なので、別の業界を考えていて、資格取得は不要だという方は早めにエージェントに相談するステップに移った方が良いです。
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資格が気になるという方は、読み進めて下さい。
前置きが長くなりましたが、志望業界毎にまとめていきます。
他の銀行への転職
当然、他の銀行でも上記で挙げた資格は必要です。
特にどの銀行でも、証券外務員、生保一般課程、生保専門変額課程、損保一般試験は必須です。
FP2級は多少プラスというレベル。
FP・簿記以外は、運用商品や保険を販売するためには必須の資格であり、車の免許のようなものですね。
それぞれ取得するハードルは高いですが、これらの資格は非常に重宝される資格です。
- FP1級:アピール材料&世の中のニーズが増している事業承継や相続関連、プライベートバンカー業務の選考で有利になるため取得が望ましい
- 中小企業診断士:中小企業の経営状況を判断するプロ目線でアドバイスができるため重宝される資格
なので、この業界でずっと頑張っていくという方にはおすすめの資格です。
金融業界への転職
銀行員ほどは資格は必要ないので、こんなイメージです。
証券アナリストは僕も1次3科目取得して、銀行を辞めたので、2次は受けませんでしたが、ハードルは相応に高い資格です。
証券投資の分野で投資価値の評価を行い、投資助言や投資管理サービスを行うプロフェッショナルである証券アナリストは、部署によっては必須の資格となります。
保険会社の資格は、FPはしっかりとした勉強が必要ですが、それ以外はすでに銀行員が取得済みの資格ですので、心配ご無用です。
コンサル業界への転職
コンサルティング会社といっても多種多様なので、区分けして示すと、
- 富裕層向け資産運用系のコンサル:FP、宅建
- 外資系戦略・総合コンサル:英語(必須)、MBA、公認会計士、中小企業診断士、税理士
- 日系戦略・総合コンサル:MBA、公認会計士、中小企業診断士、税理士
- それ以外:特段不要
ここに挙げた資格は参考程度なので、外資系の英語以外は絶対条件ではなく、あれば尚良いというレベル感です。
なので、特段気にすることはなく、経験やスキルの方が重視されます。
IT業界への転職
IT企業への転職をする際には、銀行員で取得した資格で必要な資格はないです。
なぜなら、現在フィンテック企業含めIT企業の人で、銀行員時代に取得するような資格を取得している人は金融機関出身者以外いないので。
僕の周りにもフィンテック業界、WEB制作、SE業界など多数のIT企業出身者がいるけど、決して資格取得で忙しいという人に出会ったことがありません。
エンジニアで転職する人は資格よりも技術が必要になってきますが、それ以外の方は資格は不要です。
最近は、銀行からベンチャー・スタートアップに転職する方も増えているので、銀行員がベンチャー企業に転職する4つの理由をどうぞ。
それ以外の業界への転職
IT業界同様、銀行員で取得した資格で必要な資格はないです。
すぐに転職エージェントに相談した方が良いです。
魚介が決まっていない方向けに、銀行員の転職先ランキング【失敗しない転職先はこれだ!】をまとめているので、参考までにどうぞ。
どんな業界を狙えばよいのか、具体的にまとめています。
銀行員の転職先ランキング【失敗しない転職先はこれだ!】
銀行員の転職におすすめの資格6選【とりあえずの取得は不要】
とりあえずの取得は不要です。
この資格を取得することで、こういった業界や可能性が拡がるかもという考え方で、勉強を進めましょう。
- 英語
- FP1級
- 簿記2級
- 中小企業診断士/MBA
- 宅地建物取引士
- 税理士
それでは、ご覧ください。
転職におすすめの資格1:英語
銀行員にも英語は必要?【絶対では無いが、将来の選択肢は拡がります】にもまとめていますが、
あるに越したことは無いです。
上でも触れましたが、僕も英語の勉強は2年ほど真剣にやっていましたが、TOEIC700点ぐらいでそこから上がらずに、忙しくなり断念しました、、
ただ、求人を見ていると、英語が出来ることで、業界・職種の幅が広がるので、一番おすすめの資格というより勉強です。
銀行員にも英語は必要?【絶対では無いが、将来の選択肢は拡がります】
転職におすすめの資格2:FP1級
FP1級の難易度が高いと言われる理由【ほぼ独学しかありません】にまとめていますが、難易度は高めです。
FP2級と比較すると、勉強時間は数倍です。
使わないとすぐに忘れてしまいますが、かなり奥深くまで勉強するので、おすすめの資格です。
- FP事務所
- IFA
- 税理士事務所
- 中小企業・個人向けの承継コンサル会社
- 金融業界のリテール職
この辺りを目指すなら、あるに越した方がいいですし、アピールしやすい資格です。
転職におすすめの資格3:簿記2級
FP1級ほどではありませんが、幅の拡がる資格ではあります。
お金の流れを捉えたり、仕訳の知識というのは企業にとって必須の業務なので。
経理・財務部門への転職を考える場合には最低限の資格ですし、保有している方がいいです。
大手企業に限らず、勢いのあるスタートアップ企業でもお金をしっかりと管理できる人は必須なので、アピール材料にはなります。
簿記2級からいきなり受験するのは難しい?【難しくないです】でもまとめていますが、取得はそこまで大変ではないので、さくっと取得してしまうのもありです。
転職におすすめの資格4:中小企業診断士/MBA
これは経営の勉強ですので、
- 企業の新規事業責任者
- コンサル会社
あたりを目指す方には、勉強しておいた方がよい資格です。
日本であれば、MBAの取得はグロービスあたりが一番有名ですね。
月数千円で利用できるグロービス学び放題などもあるので、良かったらどうぞ。
転職におすすめの資格5:宅地建物取引士
不動産業界に進んでいく方には、ある意味免許のようなものです。
実際には不動産仲介をしない限りは資格の取得は不要ですが、持っていることでこの業界に入りやすい安くはなるでしょう。
- 宅建を保有=不動産への関心が高い
と思ってもらえるので。
テストは1年に一回なので、次受けますぐらいでもいいかもです。
転職におすすめの資格6:税理士
これもFP1級と同様に、下記のような職を見つける際には強いです。
- FP事務所
- IFA
- 税理士事務所
- 中小企業・個人向けの承継コンサル会社
- 金融業界のリテール職
銀行員から税理士への転職が最強である理由とメリット5選でも触れいますが、銀行員と税理士の愛称はかなり良いと感じます。
僕は一時期税理士法人グループで税理士の方と一緒に仕事をしていましたが、非常に仕事がしやすかったので。
ただ、取得に時間はかかるので、これは本気の方だけですね。
【まとめ】とりあえずの資格取得は不要!ただ英語はあり。
この記事の内容をまとめると以下のような感じです。
- 再度金融業界に転職したり、異業種のコンサル業界に転職する以外は取得した方がよい資格はほぼ無い
- ただ英語は、どの業界・職種でも必須の場合があるので、勉強する価値がある
英語を含めた下記6つの資格は、銀行から転職する時にも活かしやすい資格です。
- 英語
- FP1級
- 簿記2級
- 中小企業診断士/MBA
- 宅地建物取引士
- 税理士
同業以外への転職を考えているのであれば、資格がないから転職活動をストップするという必要ななく、まずは転職エージェントに相談してみた方良いです。
doda:求人数トップクラス、転職者満足度No.1転職エージェント
JAC Recruitment:30代以上の銀行員なら利用すべき転職エージェント
ビズリーチ:年収600万円以上なら利用すべき転職サイト
極論、他の点でアピールすればよいし、英語が必要であれば、面接時には英語を猛勉強している旨を伝えればよいですしね。
2023年2月からサトルライフ再始動!ということでブログだけではなく、YouTubeも始めました。銀行員生活にモヤモヤしている方、銀行での試験勉強から一息つきたい方、銀行から転職したい方向けに、好きなことをたまに話しています。